自民党・萩生田幹事長代行は13日の政府与党連絡会議終了後の会見で、高市早苗総理が憲法改正の発議について「なんとかめどが立った状態で来年の党大会を迎えたい」と発言したことを受け、「1年以内に条文の整理をする、各党の合意を得る」などと述べた。
記者から「昨日の自民党党大会での高市総理の演説の中で憲法改正の発議について、『発議にめどが立ったと言える状態で来年の党大会を迎えたい』とありましたが、党として来年に向けてこの憲法改正議論をどのように進めていきたいか」と問われた。
萩生田氏は「現行憲法の自主的改正は、結党以来の党是であります。我が党は、憲法改正の条文イメージとして、自衛隊の明記、緊急事態対応、合区の解消・地方公共団体のあり方、教育の充実の4項目を提示しております。その実現に向けて、全国各地で憲法改正研修会や対話集会などを開催して、国民への丁寧な説明に取り組みたいと考えています」と話した。
続けて「日本維新の会との間でも連立合意に基づいて、憲法改正・条文起草協議会というものを設置しておりますので、具体的な議論を進めています。また、国会においては憲法改正に前向きな政党が従前よりも増え、議論の深化が期待できると認識しています。参議院ではまだ少数与党の状況です。当然各会派との丁寧な調整が必要となります。衆参両院の憲法審査会での議論の蓄積を踏まえ、各会派とも積極的に連携し、緊急事態対応や自衛隊の明記等に関する条文案を起草し、憲法改正原案の作成、そして国会での発議を行いたいと考えています」と述べた。
さらに「その上で国民投票における過半数の賛成に向けて全力を傾注し、憲法改正の早期実現を目指してまいりたいと思います」と語った。
また記者から「総裁演説の中であった『発議について何とかめどが立った状態』とはどのような状況を指すと考えるか。また先月のインタビューで代行は衆院で先行して手続きを進めるべきだという趣旨の発言をしていたが」と問われると、
萩生田氏は「次の党大会ということですから、おおよそ1年以内に発議ができる環境を整えるということをタイムスケジュールとして、総裁は皆さんに明示をされたんだと思います。その状態がどういう状態かと言われるとですね、それは当然のことながら条文の整理をするとか、各党の合意を得るとかということが、手続きとして生まれてくると思います。一方、参議院の少数与党の状況は変わりがないので、今の段階で憲法改正にご理解がある政党の数と議員の数ということが明確ではありませんけれど、私自身がこの前申し上げたのは、国民の皆さんに理解をしていただくためにも、衆議院としてできることをしっかり国民の皆さんに見せていくことが必要なのではないかと。そのことがただ単に憲法改正に理解のある政党の数じゃなくて、1人1人の国民に選ばれた参議院の皆さんの判断にも影響を与えるのではないかというふうに期待値を持って申し上げたわけでございまして、それを党としてそのスケジュール感でやるということを明確にしてるわけじゃありません」と答えた。
さらに記者から「憲法改正について、自民党の4項目を一括で目指すのか。例えば各党の理解を得られたものから、発議を目指していくのか、代行の意見は」と問われると
萩生田氏は「私の考えを言っていいかどうかわかりませんけれど、私は柔軟であってよろしいんじゃないかと思ってますが、やっぱり現場で議論に加わってる皆さん方それぞれの想いもあると思います。いずれにしても3分の2という大きな賛同がなければ発議はできないわけですから、それを考えると、自民党としては大きく4項目を明確に国民の皆さんに示してますけれど、この4項目が足並みが揃わないんだったら前に進まないっていう選択をするっていうことは可能性としてはないと思いますので、仮に協力いただける各党の皆さんが、4項目の中で賛同いただけるものが先に整うのだったら、それは一つの考えとして前に進むということもあり得るんじゃないかと。『代行が』と聞かれたので、私の意見として申し上げておきます」と述べた。(ABEMA NEWS)
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