
行方不明から3週間が経ちました。靴もリュックも発見されたのは山でした。実際に山で行方不明者を捜索したことがある元自衛隊・現場指揮官が注目したのは、警察官のある装備です。
“装備”に注目
元陸上自衛隊“部隊指揮官”
山下裕貴さん
「リュックが見つかった場所とだいぶ離れているので、これは慎重に警察も判断すると思う」
なぜ、捜索は難航しているのでしょうか?
京都府南丹市の小学6年生、安達結希さん(11)が行方不明になって3週間が経ちました。
12日に見つかったのは、安達さんが履いていたとみられる靴。
「靴が発見されたということになれば、何か(安達さんの)所持品があるのではないか、もしくは相当重要なものが近くにあるのか。そういうのを今、徹底して警察のほうでは調べていると思う」
元陸上自衛官の山下裕貴さん。京都を含む2府19県の防衛などを担う中部方面隊で、現場トップの「部隊指揮官」を務めていました。
災害現場の印象が強い自衛隊の捜索活動ですが、今回のような行方不明事案でも、警察などから派遣要請があれば現場に赴くことがあるそうです。
13日、捜索現場を見た山下さん。元自衛官が抱いた率直な感想は…。
「かなり(傾斜が)きつい。斜面がきついので、捜索も疲れるから、見落としがないようにやる」
捜索にあたる警察官の「装備」も、現場の過酷さを物語っているといいます。
「自衛隊も捜索の際に『棒』を使う。同じ使い方をしていると思う。『棒』で、“下草や枯れ葉などの陰をめくる”“刺して確認する”。斜面がきついので、機動隊員も危ないから、杖代わりにもなる。多用途に使われていると思う」
実際、警察が捜索を行っている山の中は、どうなっているか。山下さんと向かったのは、安達さんの自宅近くの山中。先週、警察による大規模な捜索が行われた場所です。
「ここの地形も急勾配でしょう」
元自衛官と現場を歩くと、今、安達さんの捜索に欠かせないことが見えてきました。
元自衛官語る“欠かせないこと”
京都府南丹市の小学6年生、安達結希さん(11)が行方不明になって、きょう(13日)で3週間。警察は今、どのような捜索を行っているのでしょうか。
元陸上自衛隊“部隊指揮官”
山下裕貴さん
「ここに入って捜索するとなったら、相当苦労する」
元陸上自衛官の山下さん。自衛隊の場合、山の中での捜索は…。
「どこからやるかにもよるが、まず“線で”30人なら30人、横隊をとらせて、感覚的には5メートルくらいで横隊になって、後ろに指揮官がいて、前へローラー作戦でずっと上がっていく」
捜索は先週から山中での活動が中心になっていますが、自衛隊に派遣要請がない訳について…。
「発生現場が学校の近くなので、(当初)学校の周囲にいるのではないかと。地元をよく知っている消防団、一義的には警察がやるという判断を自治体がしたのでは」
それでも、今やるべきことは警察も自衛隊も変わらないといいます。
「碁盤の目のように、何人かずつ(持ち場を)与えて、徹底してやる。そういうやり方もある。状況によるが、安全かつ見落としがないようにやっていく。これは警察と消防も同じ」
情報提供:京都府南丹警察署 0771-62-0110
(2026年4月13日放送分より)
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