70年間愛され続ける商店街 集客のカギは“愛着” 「衰退」進む一方で…

70年間愛され続ける商店街 集客のカギは“愛着” 「衰退」進む一方で…
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 全国で年々、数が減ってしまっている商店街。そんな中、70年間愛され続けている商店街がある。その名も「霜降銀座商店街」。地元の人のみならず、多くのお客さんに愛される取り組みを取材した。

【画像】1位は「後継者不足」 商店街における問題は?

次世代が商店街を盛り上げ

およそ50の個人商店が並ぶ
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買い物客
「よく買い物には来ます。買い物しやすくて、みんないい人たちなので」
「買い物も個人店が多いから全部おいしいし、普通のスーパーに行くよりもここで買いたいという気持ちがあります」
「盛り上げようという力があると思います」

 東京北区のJR駒込駅から徒歩5分に位置する霜降銀座商店街。およそ50の個人商店が並ぶ。常に多くの買い物客が訪れ、活気にあふれている。

およそ6割が「衰退」を感じている
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 一方で、全国の商店街は厳しい状況にある。去年発表された実態調査では、およそ6割が「衰退」を感じていることが分かった。

後継ぎがおらず閉店に追い込まれる店も
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 また、後継者不足への悩みが6割以上に上り、跡継ぎがおらず閉店に追い込まれる店も少なくないという。

 しかし、霜降銀座商店街では若い世代が次々と店を受け継いでいる。

商店街運営にも携わっている
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 その一人が靴店「パリーシューズ」の3代目・中村翔志さん(37)だ。

「自分自身がここでの思い入れがすごいあって、町を衰退させたくないという思いが強くあった」

 店を切り盛りする一方で、商店街の運営にも携わっている。ホームページやSNSの発信は中村さんの担当だ。

「皆さんの笑顔とか、にぎわっている様子とか商店街らしさが伝わればいいなと思って」

イベントで集客増加

季節ごとに開催するイベントは好評
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 さらに、客や店の要望を取り入れ、商店街のにぎわいづくりにも取り組んでいる。特に力を注いでいるのがイベントだ。

 季節ごとに開催するイベントは好評で、集客につながっているという。この春には、子ども向けのスタンプラリーを企画した。

 商店街に隠されたキーワードを探し、文章を完成させると景品がもらえるというイベント。

商店街自慢の品が景品に
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 景品には、4代続く豆腐店の手作り豆腐や北区の名産品にも選ばれる人気のメンチカツなど、商店街自慢の品が並ぶ。

イベントのために開発
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 さらに、商店街の店と取引があるチーズ工房がイベントのために開発したという桜風味のチーズも用意された。

商店街の店と取引があるチーズ工房
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フレッシュチーズスタジオ 小森素晴さん
「次世代に向けてずっと未来を考えて活動されているので、ぜひ商店街を盛り上げられたらと思って」

 イベントにはおよそ100人の子どもたちが参加した。子どもたちは店主との交流を楽しみながら商店街を巡る。

 イベントを通じて生まれるのが、店と客の“顔の見える関係”だ。

にぎわいへとつながる
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なりきや精肉店 4代目 田中秀明さん
「我々やってるほうも楽しんでもらえたらと思って、やりがいがありますね」

 こうした体験が商店街への“愛着”を生み、にぎわいへとつながるという。

中村さん
「こうやって来てくれた子どもたちは、きょうのことも思い出になると思いますし、商店街にこういう店があるというのを知ってくれるいい機会にもなると思いますし、やっぱり参加したくなるようなイベントは意識して企画できたらと思っています」

(2026年4月14日放送分より)

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