「ホルムズ海峡の米国による逆封鎖は国際法違反?」「イランによる通航料徴収は国際法違反?」国民・榛葉幹事長の質問に「国際法上の評価難しい」3連発

速報,会見
国民民主党・榛葉賀津也幹事長
【映像】岩本局長「国際法上の評価難しい」と繰り返す
この記事の写真をみる(2枚)

 14日の参議院外交防衛委員会で、国民民主党の榛葉賀津也幹事長がイランとアメリカが互いに“封鎖”しあっているホルムズ海峡の問題を取り上げた。

【映像】岩本局長「国際法上の評価難しい」と繰り返す

 榛葉議員はまず「ホルムズ海峡のアメリカによる逆封鎖というのは、これは国際法上可能なんでしょうか。国際法に抵触するんじゃないでしょうか」と質問。

 外務省の岩本桂一中東アフリカ局長は「米国はイランの港湾への出入港を行う全ての船舶に対する封鎖措置を開始すると述べていますが、一方でホルムズ海峡を通過してイラン以外の港湾へ向かうあるいはそこから離れていく船舶の航行の自由は妨げないとも発表しています。アメリカの発表の内容が確定的でない部分もあるので、国際法上の評価については、詳細な情報を必ずしも把握できない状況ですので、現時点で法的な評価を行うことは困難である」などと答えた。

 榛葉議員は続けて「通過通航権の侵害、これ国連海洋法条約に抵触するという評価もありますが、逆にお伺いします。イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖、これは国際法違反じゃないんですか?」と質問した。

 岩本局長は「先ほどと同様で、イランのホルムズ海峡に対する立場、必ずしも明確でないので、同じように現時点でこの国際法上の評価を確定的に下すということは難しい」などと答え、再び法的評価を避けた。

 榛葉議員は「これはどう考えても国連海洋法条約38条、通過通航権の侵害だと私は思いますよ。それも評価せずに我々はすったもんだやっているとすると、これちょっと心許ないんだけれども。じゃもう一点、ホルムズ海峡通過に今、通航料を取っているという話がありますけど、これ一般論として通航料を取ることはこれ国際法に違反しませんか?」と質問した。

 岩本局長は「自由な航行が重要であるということは当然ですけれども、通航料等を支払うことなく通っていけるということが重要だと考えています」と答えた。

 榛葉議員は「ということはこれは国際法違反ということですね」と確認すると、岩本局長は「国際法上の評価ですが、ホルムズ海峡そのものの位置づけについても、大勢はこれが国際海峡であるという主張をする国が多いのですが、ここについても実はさまざまな評価があります。したがって国際法上の評価を現時点で確定的に申し上げるところは難しい」とここでも法的判断を避けた。

 榛葉議員は「私はイランが通航料を取ることは国連海洋法条約第26条の1項、沿岸国は外国船舶に対して領海を通過したことのみを理由としていかなる課徴金も課してはならない。これどう見てもダメですね」との見解を示したうえで、「私はいつも大臣がおっしゃるように、一刻も早い事態の収拾、これが何より大事だと思っています。今、マーケットも異常に反応しています。だから我が国経済に与える影響はとても大きい。いずれにせよ日本の船をしっかりと守っていくということをぜひ国にはお願いをしたい」などと述べて次の質問に移った。(ABEMA NEWS)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る