
警察が15日朝から安達結希さん(11)の自宅に家宅捜索に入りました。警察は何を探しているのでしょうか。元鑑識のプロらに話を聞きました。
“死体遺棄容疑”何を調べてた?
安達さんの自宅の捜索では、家につながる道路の幅や、広い敷地内のあちこちを測量する警察官。
さらに、別の警察官は写真を撮っています。安達さんが住んでいたとみられる家を写真に収めています。次は道に出てきて、あたりの崖や林の写真を撮っています。網の隙間から写真を撮る姿もありました。
「(Q.メジャーで何をしている?)実際に、ここの現場である可能性を考えて、図面に落とすというために計測しているということも考えられます。どこの場所に何があったかというのを、見取り図みたいな形を作成することによって、捜査資料として分かりやすいものを作成するということになります」
そう話すのは、元京都府警の科捜研で、機動鑑識隊の経験もある矢山和宏さん。
「(Q.現場に入るとしたら何を見たい?)ご遺体の足。靴を履いていない。当然、靴を履いていないということは、一般的に可能性として考えられるのは、室内で何らかのトラブルになり靴を履いていなかった状態で、運び出されたということ」
元鑑識が解説
結希さんは、どこから運ばれたのか。遺体発見直後の映像を見てもらいました。
空から見ると、警察官の動きがよく見えます。
「1課の検視官の方と鑑識官の方が映り込んでいるので、この後ご遺体に対して検視をしながら鑑識作業を同時に進める」
発見直後の現場にいたのは、検視官と鑑識官だということです。
「第三者の異物、例えば毛髪や服の繊維など付着していないかを確認している」
青く光るライトの意味は…。
「夜間に使うのは『スーパーハイパーライト』。かなり光源が強く、物の色が正確に見えるようなライト。夜間の作業で証拠物を見落とししないため」
そして、矢山さんが気になったのが…。
「(Q.メジャーの意味は?)ここにタイヤ痕が見えるので、タイヤ痕について、車で侵入している形跡を調べる。タイヤ幅をメジャーで測定している。タイヤ痕の形状とタイヤの幅などを合わせることによって、車種を特定する作業」
メジャーでタイヤ痕を測る様子、これは遺体がどこから運ばれたのを探るための捜査だといいます。
発見現場“ロープ”の意味
そして、一夜明けた時には…現場にこんな目印がありました。格子状に張られたロープの意味は…。
矢山さん
「どの区画から何が採取されたかということを、明確にするためにやるものになります」
それに合わせて置かれた、「セ」「ス」などの鑑識札。
「証拠として押さえるべきものがある所になる。血痕の位置とか『鑑識札』によってあきらかにしていく。こういうものが『ア』という部分にありました、『イ』の部分にありました、というのを明確にして、あとで図面に入れこんで、ご遺体との位置関係を見ていく」
現場の映像を見て、矢山さんが感じたことは。
「ご遺体の周りを検索をしている中で、第三者の介在があるのか、ないのか。本人がそこにどの程度いたのか。そのへんが重点的に今回調べられているのかなと」
15日、自宅の捜索は雨が降る中行われました。京都府警は、死体遺棄容疑で自宅を捜索しています。
捜査のポイントは2つ
元刑事部長 元兵庫県警 棚瀬誠さん
「結希くんがどういう生活環境にあったのか。どこから結希くんが運ばれたのかというのが、まさに『運ばれた』本質になる」
“捜査指揮のスペシャリスト”元刑事部長・棚瀬誠さんは捜査のポイントは2つだと指摘します。
「(Q.今後捜査はどう動く?)死体遺棄罪の本質は『誰かがご遺体を運んだ』ということ。当然一つには『誰か』を特定する作業。二つ目には『どこからどこに運んだのか』ということが非常に重要になる。すなわち、もともとご遺体がどこにあったのかということを前提にしながら、ここからここに運べる人間は誰なのかとかですね。結希くんの立ち回り先である場所を把握している人はいるのかどうかとかを捜査していく。家宅捜索という形で情報を得るべく、今その情報を集める作業をしている」
(2026年4月15日放送分より)
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