“死体遺棄容疑”家宅捜索は安達結希さん宅へ…警察の狙いは

“死体遺棄容疑”家宅捜索は安達結希さん宅へ…警察の狙いは
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 死体遺棄容疑で家宅捜索に入ったのは、遺体で見つかった安達結希さん(11)の自宅でした。警察の狙いは何なのでしょうか。

【画像】親族に聞くべきこととは

自宅を捜索 警察の狙いは

 捜査は、重大な局面を迎えています。

 京都府南丹市で13日に発見された遺体。14日、安達さんと身元が判明しました。そこから一夜明け、大きな動きを見せました。

警察による安達さんの自宅の捜索
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 警察は、何者かが安達さんの遺体を遺棄した疑いがあるとみて、安達さんの自宅の捜索に入りました。

捜査員が入り口の長さを測る
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 雨が降りしきる現場での捜索。自宅の方向から手にメジャーのようなものを持った捜査員が降りてきました。自宅に続く私道の入り口の長さを測っています。

 正面からは見えづらかったものの、空からの映像がくまなく捜索する様子を映し出します。

安達結希さんの自宅
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 知人によると、結希さんと両親、さらに祖母らが住んでいたという家屋。敷地はかなり広く、上から見ると、建物は少なくとも3つほど見えます。

捜査員が行き交う
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 白いカーテンはすべて閉まったまま。かなり手入れの行き届いた庭の周りを捜査員が行き交います。

 母屋でしょうか、ひときわ大きな建物。ここも捜査員が出入りする様子が見えます。フェンスの高さを測り、何かを書き込む様子も見えます。向かって左手にある比較的新しい建物。こちらも何か測量しています。

山中でリュックや靴が見つかり…
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 安達さんが行方不明になったのは、先月23日。そこから市内の山中でリュックや靴が見つかりました。7日、大規模な捜索があったのは自宅近くの山。規制線が張られていたのは、自宅からおよそ150メートルほどの場所です。

「頭を下げて回っていた」

南丹署
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 15日分かった警察の動きは家宅捜索だけではありません。警察は、両親ら複数の親族から任意で事情を聴くなどして、事件の経緯を調べています。

 14日に新たに分かったことは、死因が不詳だということ。そして目立った外傷などはなく、死亡推定日時は、3月下旬ごろということ。

 祖母や、両親と暮らしていたという安達さん。

周辺住民 
「田んぼが隣同士だから、もの言ったり。たまに家族でクリ拾いに。結希くんも元気そうな声で来ていた。いい家族。にぎやかでわいわいと仲良く」

 行方不明翌日、両親が捜索する消防団にあいさつに訪れたそうです。

両親が消防団にあいさつも
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南丹市消防団 野中大樹団長
「(Q.結希さんの両親に会ったか?)捜索する前に『お願いします』と。5つの班分けした中に2人が、そこの班ごとに『お願いします』と。頭を下げて回っていた。早く見つけてほしいというような。それしかない」

現場の捜査員 狙いは?

 安達さんの自宅の捜索を、捜査のプロはどう見るのでしょうか?

元警視庁刑事 吉川祐二氏
「(自宅の)捜索、差し押さえを行うということは事件」

 南丹市の現場にも足を運んだ、元警視庁刑事・吉川さんに話を聞きました。

 これまでも警察は広範囲にわたって捜索を続けてきましたが、なぜ、このタイミングで家宅捜索を始めたのでしょうか?

元警視庁刑事 吉川祐二氏
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「(行方不明者が)生きてどこかに隠れているのなら、捜索をすることで生きている人に害が加わる可能性もあるが“遺体が見つかったから事件が色濃くなった”ということで、(自宅の)捜索差し押さえに踏み切った」

 捜索から、本格的な捜査へ。警察の本気度が映像からもうかがえるといいます。

 例えば捜査員がメジャーのようなもので、距離を測るシーン。

「(自宅の)捜索を行った時には行った場所の図面を描く。“この幅は何メートル”“高さはいくつ”と書き込むこともある。そのためにメジャーを持って入った。何か重要な物が発見された時は“発見場所がどこの位置なのか”証拠として保全するために図面で残す」

 自宅敷地内の倉庫のようなものを調べる様子や、何か写真を撮っていることについても…。

「“綿密な捜索を行う”という意味合いがあると思う。とにかく漏れがないように。敷地の中を全部捜索していくことが目的」

 では、家宅捜索に踏み切った警察の狙いは、どこにあるのか?

家宅捜索に踏み切った狙いは
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「結希さんの死体遺棄につながる可能性があるものを“どんなものでも差し押さえるんだ”と。例えば、結希さんの日記帳、メモ帳、備忘録であるとか。結希さんが家で使っているパソコンを押さえることも。衣類を押さえる可能性も」
「“今回の事件は何なのか”“死体遺棄・殺人の可能性はどうか”そういうものにつながる物証を探している」

 そして現在、警察は家宅捜索と並行して、複数の親族から任意で事情を聞くなどし、事件の経緯を調べていますが、今、警察が親族に聞くべきこととは、一体何なのでしょうか?

親族に聞くべきこととは
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「今回のリュックを思い出してください。リュックを発見したのは親族ということで。リュックが置いてあったのも不思議なことで、それについて解明するためにも親族から話を聞くことはある。結希さんの動き自体も親族に聞けば、もう少し分かることも。(先月)23日にいなくなったのが22日はどうだったのか。結希さんが家の中でどんな状態だったのかなど。全部、聞き取りをしていかなくてはならない」

 15日再開した、安達さんが通っていた小学校。校長から、子どもたちにこう話しかけたそうです。

南丹市教育委員会 山田啓亮教育参事
「校長のほうから、とても悲しいお話をしなければならないという冒頭そういったことから始まり、結希くんが無事に戻ってきてくれることをみんなで信じて待っていたけれど、このような結果になってしまったことに悔しくて悲しくてたまりませんと、そういった内容の話をしている」
「結希くんはこの学校の大切な仲間だったということで、校長からはいつも結希くんの優しい笑顔が浮かんでくるように、結希くんと一緒に過ごした楽しい時間をみんなの心の中で大切にしてあげてほしいと、そういった訴えを放送の中でしている」
「心が苦しくなったり、また涙が止まらなくなったり、何も考えられなくなるような状況がみなさんにあるかもしれないが、そういった気持ちを無理に押し込めることはしなくていいと、そういった気持ちは表して構わないんだということを子どもたちには訴えかけた」

(2026年4月15日放送分より)

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