
コメの平均販売価格が、32週ぶりに3800円台まで値下がりしました。中でも今、お得に買えるのが「茨城県産コシヒカリ」。その理由を取材しました。
コメ平均価格 3800円台に
コメが安くなってきた今、“狙い目のコメ”があります。都内にある、スーパーで売られていたのは…。
マルヤス 松井順子代表
「5キロ税込み3130円で販売しています」
5キロ税込みで3130円のコシヒカリ。注目すべきは、その産地です。
産地を見てみますと、茨城県産と書かれています。
今、狙い目となっているのは茨城県産のコシヒカリです。
17日午後に発表された、最新のスーパーでのコメの平均販売価格は前の週から60円下がり、去年8月末以来の3800円台です。
この平均価格と比較してみても、茨城県産のコシヒカリは安いことが分かります。
松井代表
「一番高かった時期から比べると、1000円ほど安くなってます」
このスーパーだけではありません。コメ価格が下がり始めたこの1カ月で、番組が取材した別のスーパーでも…。
新鮮市場 東本郷店
飯田智成店長
「一番、茨城県産のコシヒカリが、値段頑張りましたね。今、残り1つに。毎回売れてます、3299円(税別)」(10日)
「茨城県産コシヒカリ」お得なワケ
なぜ首都圏では、茨城県産のコシヒカリは安いのか?理由を探るため訪れたのは、茨城県龍ケ崎市。
オカダファーム 岡田彬成代表
「『ちほみのり』という品種。(先月)30日に種まきした『ちほみのり』」
早場米の「ちほみのり」や「にじのきらめき」など、6品種のコメを作っているオカダファームです。
現在は早場米の田植えに向けて、土と水を混ぜ合わせる「代かき」の作業に勤しんでいます。
「これがコシヒカリの苗。月曜日に種まいたばかりで、きょう5日目」
こちらの農家でも作られているのが、コシヒカリです。
「他県産米より、若干安いかもしれない」
茨城県産のコシヒカリが安いワケ。農家は3つの理由があるといいます。
「流通面じゃないですか。茨城から都内は近いし、その分運賃(輸送コスト)がかからないし」
比較的都内で消費される傾向にあるという茨城県産のコメ。都心に近いことで、輸送費以外のメリットも。
「業者によっては場所が近いこともあり、すぐ集荷に来られるというメリットも。できあがったおコメを貯蔵するコストがなくなる」
2つ目は、販売先に複数の選択肢があるという点です。
「地域によってはJAしか売り先がないから、競争が発生しない。茨城県南地域だと、都心が近いこともあり、販売先がいっぱいある。業者さんがたくさんいるので、より条件がいいところを選んで出荷している」
仲卸業者に直接販売する場合はそのぶん経費を削減でき、価格を安く抑えることにもつながるといいます。
現在、およそ116ヘクタールの耕地で、600トン近いおコメを生産しているオカダファーム。安い理由は、ここにもありました。
「平場の農地が大きいので、大規模農家が多いということで、生産コストを抑えて安く作れる。大規模農家特化というか、生産コストを下げて大きな農家をたくさん作ろうという動きはある」
広大な平野が広がるという地理的条件のもとに、農地が集約しやすく、大規模経営が進み、生産コストを押し下げる背景になっていると言います。
地元の直売所では…。
客
「(Q.どうしてコシヒカリを買おうと?)やっぱりおいしいから。オカダファームさんの(コメ)がおいしいんだけど、やっぱりもちもち感」
岡田代表
「茨城県産コシヒカリは甘くてもちもちした食感が特徴で、どのようなおかずにも合うおいしいおコメです」
(2026年4月17日放送分より)
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