
骨やうろこが多くて食べにくく、調理の仕方が分からないなどと言われ、敬遠されがちな魚のアラですが、今、価格の安さやおいしさから人気が高まっています。
「魚のアラはお宝です」
関東信越を中心に22店舗を展開する鮮魚店「角上魚類」。18日、東京の店舗では、午前9時の開店前から多くの客が列を作っていました。
オープンと同時に、一直線に向かう男性。小走りで急ぐ人もいました。瞬く間に、一つのコーナーに人だかりができました。
山のように積まれていたパックが、わずか5分で底が見えるほど次々と売れていきます。
角上魚類では、どの店舗でも人気だというこのコーナー。
この鮮魚店では、タイやサバなど新鮮な魚が丸ごと1匹そろっています。そして、店内の奥には魚のアラコーナーがあり、サクラマスの頭が150円で販売されています。(入荷時に応じて値段は異なります)
魚をさばいた後に残る、頭や中骨などの部分にあたるアラ。食べられるところが少ないと思われがちですが、店では立派な商品として並んでいます。
「魚のアラはお宝です」と書かれたポップを作り、アピールする店舗もあります。
1パック100円から500円ほどで販売されていて、取材に訪れた日はタイの頭が150円で並んでいました。(入荷時に応じて値段は異なります)
角上魚類 営業部 川崎真論課長
「価格高騰の中でもコストが少ない。安く提供できるアラは、ちょっと注目されている部分」
目からうろこの活用術話題
物価高の中、安さとおいしさで人気が出ている魚のアラ。
魚のアラ購入客(70代)
「目の周りがとてもおいしいので、買いました。朝一番じゃないとないので、急いで来ました」
魚のアラ購入客(50代)
「普通のスーパーとかではあんまりアラが売っていない。安いので、いつも買いに来ます」
最近は、店でさばかず、切り身や刺し身に加工された魚を扱う店が増え、アラは手に入りにくくなっています。さらには…。
買い物客(60代)
「アラって結構安く売ったりしていて、いいかなと思うんですけど、どこを食べられるのか、ちょっと分からない」
買い物客(40代)
「やっぱり処理がめんどくさいのが、自分の中で大きい」
買い物客(20代)
「だしとか取れるというのは聞いたりするんですけど」
「(Q.だし以外は?)分からないですね」
こうした声に応えようと、角上魚類は目からうろこの活用術をSNSで公開し、話題になっています。
「魚って実はほとんど捨てるところがないと言われている。下処理一つ間違わなければ、より家庭の料理の一品が増える」
アラは唐揚げや煮付けにも
鮮魚のプロにマダイのアラの下処理方法を教えてもらいました。
今回使うのは、マダイの頭。まずは、血合いが残りやすい部分を軽く水で洗い流します。汚れが残っていると、臭みの原因になるといいます。
最大の難関がうろこ取りです。
川崎課長
「(Q.うろこの取り方のコツは?)100℃近い沸騰したお湯に入れる。大体15秒から30秒以内。そうすると跳ね上がってくる。ひれが上がってくる」
水に移してスプーンでこすると、簡単にうろこが取れます。
最後に塩を振って、10分以上置くのがポイント。余分な水分や臭みが浮き上がり、水で洗い流せば下処理は完了です。
アラを使った料理といえば、汁物のイメージがありますが、唐揚げや煮付けなど、ひと手間かけることで格段においしくなるといいます。
川崎課長
「アラは身が少なく、敬遠されがちな部分はある。ただ、やっぱり下処理をすれば、おいしい一品が必ずできる。家庭の一品に入れてもらえたら、よりいいと思う」
(2026年4月23日放送分より)
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