【SVリーグ】ウルフドッグス名古屋 3ー0 東レアローズ静岡(4月18日・男子第22節)
男子バレーで、見たこともない“スゴ技”が飛び出した。外まで飛んだボールを味方が繋ぐと、ポール際からリベロが必死に相手コートに返そうとするトスにアリーナが沸いた。
大同生命SVリーグ男子のレギュラーシーズン最終節となる第22節が行われ、ウルフドッグス名古屋はホームで東レアローズ静岡と対戦。試合終盤、チャンピオンシップ出場を決めているチームの選手たちによる、一球への執念が感じさせる一幕があった。
ウルフドッグスが第3セット23ー16とリードする場面のことだ。エイメン・ブゲラの強烈なサーブが相手に拾われると、東レアローズの山田大貴にライトから弾丸スパイクを打ち込まれてしまう。これをリベロの市川健太がかろうじて拾ったものの、ボールは相手コート外へと弾き飛んでしまう。しかし、諦めない山崎彰都が審判を押しのけるようにしてダッシュして、左手一本でなんとかポール際まで上げてみせたのだ。
この執念を受け取った市川はそこからさらに相手コートへの返球を試みる。ボールはほぼポールと同じラインに落ちてきたにも関わらず、市川はアンダーハンドでボールに左から右の回転をかけてトスを上げ、“ゼロ角度”からスライス回転でネットを越そうとしたのだ。体を左右に捻るようにしながらものすごい回転力を生んだボールは、ネットを越えることなく、惜しくも反対のコート外に外れたものの、市川の執念と判断、そして技術が光った。
ファンの間でもSNSで「何とか相手コートに返そうとするいちか~さんに全力でありがとうって叫んだ」といった声が寄せられたように、このプレーは見る者の心を掴んだ。市川は直後に回転をかける動作を繰り返して悔しがっていたが、中継の実況・竹内義貴も「すごい技を見せようとしました市川。回転をかけて、こうやって回転をかけるんだよというアクションを見せましたが、これはなかなかコントロールできませんでした。すごいですね…」と唖然とした様子。ホームアリーナにも選手への割れんばかりの拍手が起こっていた。
結果的に、キャプテンマークを巻いた市川の執念が実る形で、このセットも25ー18としたウルフドッグスはセットカウント3ー0でストレート勝ち。翌日のGAME2も同様にストレート勝ちを収め、チャンピオンシップに向けて弾みをつける白星を手にした。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
この記事の画像一覧

