
岩手県大槌町で発生した山火事は、27日で6日目となりました。一度火が消えても、再び燃え出す場所が相次いでいるということです。鎮火のめどはまだ立っていません。
至る所で「再燃」
火柱を上げながら、燃え盛る炎。その勢いは一向に衰える気配はありません。
住宅や学校、日を追うごとに徐々に市街地へと近づく山火事。この週末、県外から応援に駆け付けた隊員を含め、1300人を超える規模で懸命な消火活動が行われていましたが…。
パチパチと音を立て燃える山林。この山を越えると、老人ホームがあるといいます。
消防隊員
「4カ所目?5カ所目?放水しては撤収してを繰り返しています」
一見 消火された場所でも、小さな火種が風などにあおられ、再び燃え出す「再燃」が至る所で起きているといいます。
大槌町消防団 芳賀潤副団長
「風にあおられる。消したと思ってもまたつく。同時多発的に燃えているので、消防団も追いつかない、ヘリもあっちこっちみたいな話になっているのが現実的な課題」
再び上がる火の手を食い止めるため、消防団が行っているのは、20キロの背負い式の消火器を使って、残り火を消す地道な作業です。
山間部などホースが伸ばせない場所の消火は、こうした器具に頼らざるを得ないのです。
街に大量の煙と灰
まだ避難指示が出ていない地域にも、不安が広がっています。
街に流れ込む大量の煙と灰。視界はどんどん悪くなっていきます。
住民も「初めて」だという火の粉、大きな灰が落ちてきていました。
山に向かってみると、小さい赤い炎が燃えているのが確認できます。近くには消防団がいて、火の様子を確認しているようです。
小さい炎はいつしか広範囲に。延焼エリアの南西に位置する迫又地区。ここでも、家のすぐ後ろに煙が上がっていました。
住民
「(Q.結構、焦げ臭いにおいがしますね?)はい。家の中まで臭いがね。(ドアを)開けているわけじゃないんだけどね」
すると、新たに長井地区にも避難指示が発令されました。モクモクと大きな煙が上がっています。
住民
「長井って小鎚の方から発生している火事…だよね」
住民によると、「海側から住宅地に近い内陸部へと煙が移動してきている」といいます。
影響は市民生活にも及んでいます。
大槌町にあるコインランドリー店では、外に洗濯物が干せないということで、洗濯機・乾燥機のほとんどが埋まっています」
今、大槌町ではコインランドリーの利用者が増えているといいます。
利用者
「乾燥機をかけに来たんですけど、外が煙と灰ですごいので、外で干せない」
利用者
「燃え上がった灰がくるので、全然干せない」
利用者
「煙の真っ白さと灰が大きいのが飛んできて。マスクしないと、外には出られない」
福島と新潟でも山火事
さらに、26日は各地で山火事が発生しました。
福島県喜多方市では178世帯458人に避難指示が出されました。
そして日本海側、新潟県魚沼市の山中でも。複数個所から煙が立ち上り、山頂に向かって延焼が拡大していることが確認できます。
(2026年4月27日放送分より)
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