
4月29日は「ナポリタンの日」です。なんでナポリタンというのかご存じでしょうか。実は横浜生まれ、「洋食の定番」の疑問を徹底調査です。
きょうは「ナポリタンの日」
こちらの飲食店、開店前なんですが行列ができています。みなさんのお目当ては…そう!ナポリタン!!
実は、4月29日は「ナポリタンの日」。つまり1年で1番ナポリタンが主役になる日です。でも街ではその名前にこんな疑問が…。
70代
「ナポリの地名?」
60代
「ナポリタンという名前。その発祥をはっきり教えて」
確かに、名前から料理は思い浮かびますが、なぜ「ナポリタン」と呼ばれるのでしょうか?その答えを探しに向かったのが…。
創業およそ100年。横浜の老舗「ホテルニューグランド」。看板メニューは、トマトから作る本格ソースのナポリタン。実は、この横浜のホテルがナポリタン発祥の地とされているんです。
80代
「横浜!知らなかった」
なぜ横浜生まれ?
でも、ここで新たな疑問が…。
30代
「ナポリタン…イタリア。なぜ横浜で生まれたんだろう」
パスタの本場はイタリア。なのに、なぜ横浜なのか?そして、「ナポリタン」という名前に隠された意味とは…。
その秘密を教えてくれるのが、5代目料理長の宇佐神茂名誉総料理長。
「終戦後、当ホテルは進駐軍に接収されていて、将校の軍人の宿舎として使われていました。その時に、持ち込んでいたものにスパゲティとトマトケチャップがあった。ゆでたスパゲティにケチャップ、チーズをかけて食べた」
誕生のきっかけはGHQの兵士が軍用の保存食のスパゲッティに、ケチャップをかけていたこと。
それをヒントに、当時の料理長が考案したのがナポリタンでした。
「トマトケチャップでは味気ない。ナポリ風のフレッシュトマトを使い、トマトソースを作ったのが始まり。開業当時(の名は)スパゲティナポリテーヌ」
当初は「ナポリ風」という意味で、「ナポリテーヌ」と呼ばれていましたが、その後、「ナポリタン」という名前に。
「進駐軍からヒントを得たことで、英語読みになっていると思います。スパゲティナポリタンと」
「洋食の定番」きっかけ
戦後、横浜で生まれたナポリタン。
70代
「(Q.どのくらい前から食べている?)すごく昔だと思う。中学生くらいの時から、みんなそれぞれお家によって違うみたい」
今や国民食に…広く普及した理由は、身近な調味料にありました。それが麺に絡めるトマトケチャップです。
センターグリル 石橋秀樹店主
「トマトは当時一年中あるものではなくて、トマトソースを作るのも手間がかかる。代用に『ケチャップ』があると教わった」
1966年、カゴメが片手で使えるチューブ入りケチャップを発売。これをきっかけに、家庭でも手軽に作れるようになり、ナポリタンは一気に全国へ。
そしてナポリタンは給食にも登場し、国民食として定着していきました。さらに、味にはこんな秘密も!
「(ナポリタンは)どちらかというと太麺が多い。うどんは日本人は飽きが来ないと思う。太麺で粉を練った麺、似たものがある」
ナポリタンは、太めの麺を使うことで、うどんのようなモチモチ食感に。その親しみやすさが、クセになる理由の一つなんです。
60代
「500回くらいは食べている。太麺が好き。モチモチ」
80代
「定期的に食べたくなる。子どものころから親しんでいる味だから」
ナポリタン“美味の裏技”
娘のために家で作るという母親には、こんな疑問が…。
「(Q.ケチャップの量は?)すごく入れます。ぶちゅーって。自宅で手軽に再現できる調味料を知りたい」
実は、家でナポリタンをおいしく作るコツがあるといいます。そこでプロに家でできるおいしい作り方を教えてもらいました。
ポイントは2つ。まずは麺です。
石橋店主
「(麺を)茹(ゆ)でて一晩置いておくといい。一晩冷蔵庫でしまっておく」
前の日にいつもより1分ほど長めに麺をゆで、その後冷水でしめます。そして、マーガリンなどを麺に絡め冷蔵庫で一晩寝かせます。こうする麺が水分を蓄え食感が大きく変わるといいます。
「モチモチ感とのどごしがいい」
そしてもう一つのポイントが炒め方。ケチャップを入れたら一気に強火で。このひと手間でお店の味に近づきます。
「強火で炒めることでケチャップの酸味が飛んで甘みが出る。強火で炒めるだけで家庭でも簡単にできる」
(2026年4月29日放送分より)
この記事の画像一覧
