行き場のない美月は愛人の砂山ケンジ(高橋光臣)に電話で泣きつくが、ケンジからは「黙ってればそのうち死ぬのに、喧嘩して家出とか。少しは頭使えよ」と冷たくあしらわれる。さらにケンジは「お前は大人しくしてればいいの。そしたら1億円入んの」「さっさと家帰って、1億円くんの機嫌でも取ってこいよ。何がなんでも離婚されんじゃねえぞ」と、葵の死亡保険金1億円のために機嫌を取るよう冷徹な指示を出したのだ。
愛人の言葉に従い帰宅した美月は、何事もなかったかのように葵が寝ているベッドに入り込む。「さっきはごめんね」と甘い声ですり寄ると、「仲直りに、久々にどうかな?」と身体を寄せた。しかし、抗がん剤治療の副作用で身も心もボロボロの葵は「ごめん。体つらいし、そんな気分になれない」と拒絶。それでも美月は「大丈夫。葵くんは何もしなくていいから」とすり寄ったが、「やめよ」と制止されてしまった。
美月は「葵くんが浮気してるから、私とは嫌なんだ」「別に病人だってできるでしょ」「私はずっと本気だけど」と、葵の言葉を意に介さない。美月の狂気を感じ取ったのか、葵が「今日は蓮と寝る」と部屋を出ていくと、一人残された美月は「なんでこっちが拒否られんの?」と怒りと苛立ちを滲ませていた。
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