磐越道バス事故 部活顧問が再会見に出席 「同乗なら防げた可能性」と謝罪

磐越道バス事故 部活顧問が再会見に出席 「同乗なら防げた可能性」と謝罪
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 磐越道のバス事故で男子生徒が死亡した北越高校が2回目の会見を開きました。部活動の顧問が初めて出席し、「自分がバスに同乗していれば事故を防げたかもしれない」と謝罪しました。

【画像】バスを運転していた容疑者(68) 出発前の様子は?

運転手は2週間で3度事故

 10日午後6時半に始まった記者会見。1回目の会見にはいなかった男性が北越高校・男子ソフトテニス部の寺尾宏治顧問です。

男子ソフトテニス部の寺尾宏治顧問
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「生徒を安全に引率すべき立場にありながら、このような惨事を防げなかったこと、責任を重く感じております。今振り返ると“私がバスに同乗しなかった”この判断が誤りであったと思います」

 事故当日、寺尾顧問は午前5時20分ごろ、学校で亡くなった稲垣尋斗さん(17)を含む部員たちと集合しました。

 その場にいたのがバスを運転することになる若山哲夫容疑者(68)です。

若山哲夫容疑者(68)
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 当時の様子について、寺尾顧問はこう答えています。

「私は運転手とは面識がなく、この時が初対面でした。朝、運転手と会った際は特に変わった様子は感じなかった」

 これまでの取材で、若山容疑者は今回の事故の2週間ほど前から、3度にわたって事故を起こしていたことが分かりました。

 さらに、免許の返納を考えていただけでなく、事故の前日には、店で酒を飲んでいたことも明らかになっています。

バスに同乗予定だった寺尾宏治顧問

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 当初は寺尾顧問もバスに同乗するつもりでしたが、部員らの荷物が多く、自身の車で移動することを決めました。

「私がバスに同乗していれば、運転者の異変に気付き運転を止めさせるなどして、事故を防ぐことができたのではないか」

過去請求書で運行実態判明

 この事故を巡っては、その経緯について、学校側とバス会社側の説明が食い違っています。

 寺尾顧問が過去の請求書を確認したところ、項目が「貸し切りバス」になっているものと、「レンタカー代・人件費」という2つのパターンがあったといいます。

2つの項目があった過去の請求書
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「私は請求書については、総額を確認するだけで、項目については確認をせずに支払いの担当者に請求書を渡していましたので、2パターン存在することについては認識していませんでした」

 そのうえでこう説明しました。

「費用を安く抑えたいからレンタカーを手配してほしいと依頼したことはありません。また運転手の紹介を依頼したこともありません」

 バス会社側の説明を改めて否定しました。

事故現場で見つかった封筒の内容
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 10日の会見では、事故の現場で3万3000円が入った封筒が見つかり、「手当」「ガソリン」などと書かれていたことも明かされました。

 そこには、バス会社の名前は入っていませんでしたが、若山容疑者の名字が記載されていたということです。

 これが運転の対価だったとすれば、違法な「白バス」行為にあたる恐れがあります。

 亡くなった男子生徒は、先輩や大人にかわいがられる存在だったといいます。

「後輩の面倒をすごく優しく見てくれるような子でした。もう…他の部員とは区別はしませんけども、みんなも一緒ですが大好きでした」

(2026年5月11日放送分より)

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