12日、参議院内閣委員会において、国家情報会議や国家情報局を設置する法案について議論がなされる中、議場が一時、困惑と笑いに包まれる場面があった。
委員長に指名され、質問に立った公明党の司隆史議員が「通告をしていないんですが…」と切り出した際、立憲民主党の塩村あやか議員が、司議員の背後を静かに通り過ぎて離席した。
しかし、司議員はそれに気づかず、先ほどまで質疑を行っていた塩村議員の議論に触れようと「先ほど塩村…」と、塩村議員の席に手を向けた。ところが、そこに本人の姿がないことに気づき、「あれ?今いらっしゃらない」と戸惑いの表情を浮かべた。
司議員が「塩村委員の質疑の中で」と仕切り直そうとした瞬間、議場がさらにざわついた。用件を終えたのか塩村議員が、早々に戻ってきたのだ。
周囲の議員から「帰ってきた」と伝えられた司議員は、自席に戻ろうとする塩村議員の姿を確認しながら「帰ってきました?」と再びポツリ。絶妙なタイミングでの“往復”に議場には笑いが広がった。
司議員は気を取り直し、「資料で内閣情報調査室を見ると、これまでの機能は情報の収集・総合分析ということで、これまでの機能で解決できる内容なのではないかと感じるんですけども、もっと具体的に(これまでの機能で解決できない例が)あるんでしょうか? すいません、そこは通告してないので」と質問。
これに対し、内閣官房の岡内閣審議官は「私ども内閣情報調査室は、自ら情報の収集・分析を行う立場にもございまして、その所掌事務の範囲で従前は各省から情報を得る、協力をお願いするという立場でございました。今後はより高い立場からの総合調整を行う。さらには、国家情報会議という閣僚級の会議体を支えるという立場も担いますので、各省庁から集約される情報の質・量というのは向上すると考えておりまして、そうすれば、私どもが従前、総理や官房長官にご報告していたプロダクトの質もやはり高水準になると期待している制度でございます」と回答した。
司議員は「『質』という形のご答弁だったので、より具体的に、あくまで例ですけれども、今回の形で向上する中身を具体的に説明するような場面もいただければ」と要望を伝え、国民の懸念点や今後の議論の進め方について質問を続けた。
(ABEMA NEWS)

