
複数人が住宅に押し入り女性が殴られ死亡しました。近所の住民は犯行グループとみられる男の不審なやりとりを聞いていました。
【画像】目出し帽、厚手のジャンパー、手に何かを握る…異様な服装
“目出し帽”不審人物の姿も
近隣住民
「そっちをずっと歩いてきた。人の屋敷に黙って入ってきた。目出し帽をかぶった人で全身黒で顔は分からない。姿はずいぶん若い人という感じはありました。暑いのに目出し帽かぶって『何だろう』という感じ…。そう長くは話はしなかったが、『今から頑張っていきます』と入っていった。何かおかしいなと思ったけど『頑張っていきます』と入っていった」
目出し帽のようなものをかぶった男は、この暑さの中、厚手のジャンパーと明らかに異様な服装です。手袋をしたその手には、何かが握られています。
事件前後の時間帯で目撃された不審な人物。警察は関連があるとみて捜査しています。
110番通報
「強盗が入り、家族がバールで殴られた。犯人は駆け足で逃げた」(午前9時半ごろ)
事件が起きたのは栃木県上三川町。町役場から3キロほど離れた住宅が点在する地域です。
住宅に複数人が押し入り、この家に住む女性と2人の男性をバールで殴り逃走しました。この家に住む富山英子さん(69)が搬送先の病院で死亡しました。
近隣住民
「あれ…英子ちゃん」
「嘘でしょ」
「なんで英子ちゃんが亡くなったんだ」
1人の身柄を確保
40代の長男と30代の次男、そして母親がバールで殴られたとみられます。
関連は分かっていませんが、不審な人物が目撃されていました。その人物と言葉を交わした人がいました。
近隣住民
「たぶんこっちに来たのかな。1メートルくらいある鎌を持っていた。言葉をかけた時に日本人らしくないという感じ。『じゃあまだ頑張ってきます』とはっきり言って別れた。鎌を持っているから仕事に行ったかなという感じ、『私が頑張ってきます』とはっきり聞こえて話した」
上空から見た現場の住宅は、敷地がかなり広いことが分かります。庭は、きれいに手入れが行き届き…母屋のほか、複数の建物が見えます。敷地内にはビニールハウスも見えます。
近隣の人によると、亡くなった富山英子さん夫婦はイチゴを育て、妻は病気がちだったそうです。
近隣住民
「(Q.何人暮らし?)年寄りの夫婦とせがれ夫婦4人。子どもが2人くらいで6人かな。主力がイチゴですね、イチゴ農家。(英子さんは)温厚でいい人。ベトナム人かな、4~5人雇っている」
「少し前までゴボウを作っていて、今はイチゴ。(英子さんは)元気のいい人、家にゴボウを持ってきてくれる。(英子さんは)体調がよくなかった。肺の調子が悪いと(聞いていた)」
警察は、1人の男の身柄を確保。自称10代だということです。
不審車両の目撃
事件との関連は分かっていませんが、1カ月ほど前、不審車両が目撃されていました。
先月、数日にわたって住宅周辺に不審な車両が止まっていたということです。乗っていた男に、亡くなった女性の夫と長男が声を掛け追いかけたところ、その男は逃げていったということです。
人々が動き出す朝の時間帯に、バールで殴るなどの手荒な犯行はどういった意味を持つのでしょうか。
元埼玉県警 佐々木成三氏
「午前9時半という日中の時間帯、付近を覆面、顔を隠して歩いている。これをやると自分が犯人だと言っているようなもの。主体性がこの犯行の実行犯にはない」
「手荒な犯罪の手口は闇バイトに関連する強盗事件を疑う手口。何かしら個人情報を持っていた可能性は高い。やみくもに入ったよりこの家を狙った強盗の可能性は高い。高齢者が狙われることを踏まえると、トクリュウの犯罪手口に酷似している部分は多い」
(2026年5月14日放送分より)
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