4月から第5期が放送されているTVアニメ『彼女、お借りします』。主人公・木ノ下和也がレンタル彼女である水原千鶴を本当の彼女として家族や友人に紹介してしまい、その嘘を隠し続けるさまがシリーズを通して描かれてきた。
嘘を重ね続けるダメ人間な和也に対して、視聴者やキャスト陣からの評価は必ずしも高くはなかったが、第3期にて映画制作のクラウドファンディングを無事に成功させたことから評価を一変させた視聴者も多いだろう。
第4期から続くハワイアンズ編でのエピソードでは、和也と千鶴の本当の関係を知る七海麻美の揺さぶりも大きくなり、物語は大きなターニングポイントを迎えることに。
本記事では、和也を演じる声優の堀江瞬にインタビューを実施。第1期のころは和也のことを好きになれなかったと率直に語る堀江が、どのように和也というキャラクターに向き合ってきたのか。その片鱗が垣間見えるインタビューとなった。
——和也を語る上で、視聴者もキャスト陣からも第2期のころまでは非常に評価が低いキャラクターだったじゃないですか。それが第3期の自主制作映画を作るエピソードから変わってきて。千鶴役の雨宮天さんや更科瑠夏役の東山奈央さんもそのようにイベントでおっしゃっていたのが印象的でした。
堀江:たしかに第1期のころからキャスト陣の会話のトピックスが「今週の和也」だったんですよ。「ここの和也ありえなくない?」って言われることが多くて「そうっすよねぇ……」と返していたのですが、それがだんだん第3期のころから減っていきました。そのなかで、実は(麻美役の)悠木碧さんだけが最初からずっと「かわいい」と言っていて。
——それもイベントでおっしゃっていましたね。
堀江:悠木さん以外に和也をかわいいって言う人に会ったことないですよ(笑)。第3期を経てならわかるのですが、第1期のころから「このダメな感じがかわいい」っておっしゃっていて……それが逆に怖くて。
——(笑)。第4期から第5期にかけては、麻美の怖さも際立っていますよね。
堀江:第5期になってくると、(キャスト陣の)話題の中心は和也ではなくて麻美さんになっていましたね。
「ここまで愛せていなくていいのかなって」

