26日の参議院内閣委員会で、立憲民主党の杉尾秀哉議員が、自民党総裁選などの際における高市総理陣営の「ネガキャン(誹謗中傷)動画疑惑」について追及した。高市総理は、疑惑発覚後に地元の第一秘書へ直接電話で聞き取りを行ったとし、動画作成の依頼や週刊誌報道にあるような内容は確認できず、記録もないと答弁した。
杉尾議員は、報道によれば地元秘書と動画作成者とされる男性の間でメールやライン、シグナルなど67通のやり取りがあり、少なくとも8回のオンライン会議が行われた証拠が示されているとして、事実関係をただした。これに対し高市総理は、秘書に確認したところラインやシグナル等のやり取りの存在は確認できなかったと報告を受けていると回答した。杉尾議員が「総理の説明通りなら男性が嘘をついていることになるのか?」と迫ると、高市総理は「私は、面識もない方に対して、その方の名誉を傷つけるようなことは申し上げたくございません」と応じた。
さらに杉尾議員は、総理が過去に「他候補を批判したり人格攻撃をしたことがない」と述べていたことに触れ、自らの哲学に反することを見ず知らずの人にされて怒らないのはおかしいと追及した。これに高市総理は、総裁選期間中には大勢で多くのオンライン会議を行っており、誰と会議をしたか一つひとつの明確な記憶はないとした上で、記録もやり取りもないと重ねて答弁したが、その最中、杉尾議員が自席から「聞いてない! 聞いてない」などと質問への直接的な回答がなかったことに対し、7回にわたり激しいヤジを飛ばす一幕があった。
答弁後に杉尾議員は「私は『そういうことを勝手にされてなんで怒らないのか』と聞いてるのに、なんで全然違うことばっかり答弁するんですか? おかしいでしょ?」と怒りをにじませた。
また、杉尾議員は高市総理の過去のブログを引き合いに出し、「秘書は代議士の了承がなければ陳情や依頼を勝手に処理してはいけない」と書いていたことを指摘。「今回は、『私はわからない。知らなかった』で済まそうと言うんですか?」と迫ると、高市総理は「秘書が勝手にやったことと申し上げているのではなくて、秘書もそのようなことはしていないと申し上げております」と説明した。
杉尾議員は、管理責任と説明責任が問われているとした上で、「この疑惑が事実であれば、ま、なんでもありですよね? 民主主義の根幹に関わります。総理辞任どころか議員辞職にもつながりかねない重大な問題だと思います」と厳しく断じ、次の本題へ移った。
(ABEMA NEWS)

