
兵庫県たつの市で母親と娘が殺害された事件で、2人が殺害されたとみられる日に、母親が知人に「空き巣に入られたかもしれない」と話していたことが分かりました。
【画像】「空き巣に入られたかも…」事件直前に話した“異変”兵庫・母娘殺害
「空き巣に入られたかも…」
殺人事件が起きる数日前から異変を感じていたようです。亡くなった田中澄惠さん(74)が「最近、身の回りでおかしなことが起きている」といった話をしていたことが分かりました。

田中澄惠さん
「家の中がぐちゃぐちゃになっている。空き巣に入られたかもしれない」
この話が出たのは、澄惠さんの生存が最後に確認された13日午後のこと。何者かが自宅に忍び込む恐怖を語った、その何時間後かに亡くなったとみられます。警察も、空き巣に入られていたかもしれないという情報は把握していて、関連があるかどうか慎重に調べているということです。

大山賢二容疑者(42)が公開手配されて3日目。26日午後10時現在も逃走中です。母と娘、2人が暮らす自宅の隣が容疑者の実家でした。空き家となっていた、この家に事件の前後、容疑者が滞在していた可能性もあるとみて調べていることが、捜査関係者への取材で分かりました。
事件後 複数駅に容疑者の姿

そして、事件後の足取りも少しずつ明らかになっています。2人が殺害された現場から直線距離で1キロほどの最寄り駅で、痕跡が見つかりました。事件の後、駅の防犯カメラが大山容疑者の姿を捉えていました。事件が起きたのは今月13日ごろ。そして14日に最寄り駅で大山容疑者が確認された形です。同じ日には、2駅離れた本竜野駅でも。そして警察は本竜野駅の出入り口から100メートルほど離れた住宅でも聞き込みを行っていました。
捜査員
「あのカメラはもう使っていないですか?」
住民
「あれ?」
住民
「じゃあ見てもらおう」

住民
(Q.警察に何を聞かれた?)
「そこに防犯カメラがある。『その映像を見せてください』と。たつの市の事件かと聞いたけれど、返事してくれませんでした」
服着替えて逃走か 所持金は少額

本竜野駅で大山容疑者の姿が確認された2日後。いつの間にか、たつの市を離れていたようで、高砂市で職務質問を受けます。16日午後10時半ごろ、駆け付けた警察官に大山容疑者は「人を殺した」と話し「たつの」という言葉も口にしていました。財布の中の所持金は少なく、宿に泊まれる金額すらなかったといいます。その時の服装は翌日、防犯カメラが捉えたものと同じでした。血痕が付着していないのは、どこかで着替えて凶器と共に捨てていた可能性があります。
容疑者を知る人は…。

容疑者を知る人
「高校出ているのか分からないけど、そこに回転寿司があって、1カ月ほど勤めたけど、すぐ辞めて。山を掃除する仕事にも行って、すぐ辞めて。最後はお父さんのとこに」
(Q.父親と容疑者は何をやっていた?)
「造園業。お父さんが切ったやつを掃除したり、助手という感じ。職人ではなかったから」
(Q.最後に見たのはいつ?)
「10年前。賢二のお父さんが亡くなって、病気で。居づらくなったのか分からないけど、いつの間にかいなくなっていた」
