
ナフサの供給不安の影響で、来月から食品トレーが値上がりします。今後、スーパーなど店頭での食品の価格に転嫁される可能性がある中、トレーのリサイクル技術が注目されています。
トレー「毎日230万枚回収」
身長の2倍以上はあろうかという高さにまで積み上げられたごみ袋。中に入っているのはトレーです。
茨城県の八千代町にある工場には毎日、スーパーで回収された使用済みのトレーが運び込まれています。
エフピコ 冨樫英治ゼネラルマネージャー
「こちらの関東リサイクル工場は、関東一円のスーパーマーケットから、店頭で集められたトレーを直接ここの工場に持ち込んでいます。毎日9トン集まってきます。枚数的には230万枚くらいになります」
ここで行われているのがトレーの選別です。白いトレーと色付きのトレーが1枚ずつ手作業で分けられます。その後、粉砕や洗浄などの過程を経て、新しいトレーに生まれ変わります。
トレーの主な原料はナフサ。供給不安を受けて、食品容器メーカー大手各社は来月1日から20%以上値上げします。
このリサイクル工場にも値上げの影響はあるのでしょうか?
「ナフサというのは、新しい原料から作る工程の話なので。当社のリサイクル事業はあくまで自主的にスーパーマーケットさんの店頭に集まった(トレーを)回収して再生原料にして、再生トレーを生産・販売することなので、現時点では全く影響は受けていません。逆にリサイクルすれば、新しい原料を使わなくっていいということになります。(今後も)地道な活動を続けていくことが、回収量の拡大につながると思います」
業界団体「環境厳しい」
業界団体はさらなるリサイクルの重要性を訴えました。
日本化学工業協会 橋本修会長
「現在、化学産業のみならず、日本経済を取り巻く環境は地政学、エネルギー、経済の各方面にて極めて厳しい局面にあります。リサイクル率・確認登録制度は、すでにトライアル運用を開始しておりまして、本格運用に向けまして、さらなる制度の認知向上を図っておるところでございます」
(2026年5月27日放送分より)
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