
コメ価格が10カ月ぶりに3700円を下回りました。そんな中、新潟県産ブランド米の「コシヒカリ」が今、スーパーで「毎日特売」となっています。その理由を取材しました。
【画像】コメの平均価格…5キロあたり税込み3692円に 約10カ月ぶりに3700円下回る
コメが毎日安く売られている…
「コメが毎日安く売られている」という情報を得て29日、取材班は埼玉県内のスーパーへ。イベントの開催日とあって、開店前から行列ができています。
コメ売り場にやってきたのは、70代のご夫婦です。うず高く積まれている茨城県産の「コシヒカリ」を、かごの中へ。
2人暮らし(70代)
「安いね。一時高かったから」
茨城県産「コシヒカリ」の価格は5キロで税抜き2780円、税込みで3003円です。「さらに値下げになりました」と書かれています。
3000円の「コシヒカリ」を選んだワケは?
2人暮らし(70代)
「安かったから」
「(Q.値段で決める?)決める。食べたいコメがあっても、安いほうにする」
買い物客を取材すると、高齢者から子育て世代まで、価格でコメを選ぶ人は多く見られました。
中学生の娘2人 母親(40代)
「税込みで3003円。安くなってきたと思う。前は高かったので、なるべく安いものを探していた。『あきたこまち』も安いので悩んだが…いっぱい食べる子どもがいるので安いほうにした」
物価高で食費がかさむ中、主食であるコメの価格は家計に大きく影響するようです。夫と小学3年生の娘、3人暮らしの家庭では…。
30代
「夫が食べるので、月10キロ以上は消費。お弁当もある。わりと安くておいしいコメ(を選ぶ)。あまり安くなると生産者も大変。これくらい(の値段)が、しょうがないとなれば納得して払う」
オープン時には約50袋が店頭に並んでいたのが、4時間後にはその半分が売れるほどの人気です。
新潟県産コシヒカリ「毎日特売」なぜ?
こちらのスーパーでは、これまで日にちを限定した「特売セール」を行っていましたが、今では「毎日安い価格で売る」方針に切り替えたといいます。
毎日安いコメを販売
ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「2780円(税抜き)が2品。青森県産『まっしぐら』が2980円(税抜き)。今は常時、この値段で販売している」
税抜き2000円台のコメを、毎日3品ほど販売しています。
先ほど発表された、コメの平均価格は5キロあたり税込み3692円です。約10カ月ぶりに3700円を下回りました。
ブランド米として知られる新潟県産「コシヒカリ」はなかなか値が下がらなかった中、大きな変化が。5キロの価格は税抜き3280円、税込み3543円です。
3月下旬に、スーパーを取材した時には、税込み3759円でした。2カ月後の29日は、200円以上安くなっています。
藤井店長
「3280円(税抜き)はかなり安いと思う。一時期よりは、だいぶ下がっている」
「(Q.一番高い時は?)4500円くらい」
70代の女性は、新潟県産「コシヒカリ」を選びました。
2人暮らし(70代)
「安いと思う。うれしい」
客が買い求めやすい価格にまで新潟県産「コシヒカリ」が値下がりしたのは、なぜなのでしょうか?
藤井店長
「新米の時期が近づいてきて、どこの産地の問屋も在庫を持っている。『量を売ってもらいたい』と良い話が来る。『値段を下げる代わりに頑張って量を売ってくれないか』と」
卸売業者を取材
29日、取材班は新潟県産「コシヒカリ」を取り扱う新潟県内の卸売業者を取材しました。
卸売業者 営業担当者
「新潟県産『コシヒカリ』の在庫」
倉庫には、去年収穫されたコシヒカリが積まれています。
卸売業者 営業担当者
「新米が出た時の仕入れが高い状態で始まっている。なかなか減らすことができない」
「今、関東の小売店に向けて精米し終わって出荷準備をしている」
関東のスーパーなどを訪ねて、積極的に営業を行っているといいます。
卸売業者 営業担当者
「小売店に『在庫を抱えているので、新米までにはけ切りたい』と。『ぜひ売ってください』と、お願いがメイン。相場も崩れているので、2カ月に1回ほど見積もりを改定して小売店と話している」
今年の新米は、どのくらいの価格になるのでしょうか?コメ農家を訪ねました。
コメ農家
石井農園 石井知治さん
「こちらの圃場(ほじょう)が『コシヒカリ』」
「コシヒカリ」は今月中旬に田植えを終え、順調に育っているといいます。
去年、コメの価格が高騰した中、新潟県産「コシヒカリ」の新米は、はたしていくらに?
石井さん
「スーパーの店頭価格は去年に比べれば、今年の秋は消費者が手に取りやすい価格になるのではないか。税込みで3000円台後半、3000円台に収まるのではないか」
農家の石井さんは、3000円台で新米が買えるのではないかと予想しています。
(2026年5月29日放送分より)
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