キャプテンの矜持がにじむ言葉の数々──。日本代表MF遠藤航が語ったのは、自らの立場と、日本サッカーの未来だった。
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ABEMAでは、2026 FIFAワールドカップに向けた戦いに挑む遠藤に独占密着。キャプテンとしてチームを見つめる視点を明かしている。
イングランド戦を南野拓実とともにスタンドから観戦した遠藤。ピッチに立たずとも、チームの現在地を冷静に見つめていた。
そこで感じたのは、“ポジティブな変化”だった。
「ロシアの後に長谷部誠さんが引退して、ボランチがいないとなった時、自分はそこに飛び込んでポジションを勝ち取りたいと思っていた」
あれから8年。今、日本代表のボランチは「最もポジション争いが激しい」と言われる場所になった。
「それは嬉しい。自分たちが積み上げてきたものだし、自分はそこで試合に出続けて引っ張ってきた。その今に貢献できたと思う」
遠藤自身、シュトゥットガルトで“デュエル王”と呼ばれ、リヴァプールではアンカーとしてプレーし、試合を締めるクローザーとしても役割を担ってきた。
その積み重ねが、日本代表の基準を引き上げてきた自負がある。だからこそ、台頭してきた若手の存在も歓迎する。
「下の選手たちが出てきてくれているのは嬉しいし、負けているとも思っていない」その上で、こう続けた。「ライバルというか、スタメンで出る出ないに関係なく、ワールドカップでみんなで戦えればいい」
個人の競争と、チームとしての勝利。 その両立こそが、キャプテンの視点だった。中でも印象的な存在として名前を挙げたのが、佐野海舟と鎌田大地だ。
「やっぱり海舟じゃない?大地も好きだけどね」
ブンデスリーガで経験を積み、成長曲線の中にいる佐野。一方で、豊富な経験をもとにプレミアリーグで存在感を見せている鎌田。
「勢いがあるのは海舟。ボールを奪う能力や推進力はすごい。大地はもともと前の選手だけど、守備もしっかりできて、攻撃の良さも出せる」とタイプの異なる2人を高く評価しながらも、日本代表全体の底上げを実感している。
一方で、遠藤自身の覚悟も揺らがない。
「ワールドカップに行くなら、全試合に出たい。キャプテンなので毎試合使えと思っている」
その思いを抱えながらも、指揮官にはこう伝えている。
「気を遣わないでください、と」
チームのために競争を促す選択。 それは、自らの立場を危うくする可能性もある。
「自分の首を絞めているかもしれないけど、それでも自分は負けない自信があった」
個のプライドと、チームの成長。 そのどちらも手放さない覚悟がある。
「それをワールドカップで証明しないといけない」
ポジションは約束されていない。 それでも、ピッチに立つつもりでいる。日本代表キャプテン・遠藤航は、競争のど真ん中で、その価値を示し続ける。
(ABEMA『青炎 –遠藤航 集大成の決意–Presented by 日本財団』)
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