
東ヨーロッパの小国アルバニアで、「フラミンゴ革命」と呼ばれる大規模な抗議活動が続いていて、首相の退陣を求める事態にまで発展。その原因の一つは“あの人物”の関係者だという。
【画像】リゾート開発予定の地域は「国内最大規模のフラミンゴ個体群が生息」
政府がリゾート開発推進
バルカン半島の南西部に位置するアルバニアの首都ティラナで、首相官邸を囲み、抗議する市民たち。5月末から連日、抗議活動が続いている。
デモ参加者
「ラマ政権と保護地域に関する抗議のために集まりました。私たちの土地は将来の世代のために守られるべきです」
抗議の対象となっているのは、政府が推し進める大型リゾート開発だ。
しかし、デモの参加者たちはなぜかピンクのフラミンゴを掲げている。というのも、開発が予定されているのは、自然保護区であるナルタ潟の沿岸と近隣の無人島・サザン島。
鳥類学者
「この地域は、アルバニアにおいてフラミンゴの最も重要な地域の一つです。国内最大規模のフラミンゴ個体群が生息しています」
環境保護団体は、貴重な生態系への影響を懸念。フラミンゴをシンボルとしたこの抗議活動は「フラミンゴ革命」と呼ばれている。
デモ参加者
「以前は保護区でしたが、ラマ首相がアルバニア人にとって好ましくない豪華リゾートの建設を許可してしまいました。自然が破壊され、私たちのためになりません」
クシュナー氏も計画に関与
そして、このリゾート計画に関わっているのが、アメリカのトランプ大統領の娘・イバンカ氏の夫・クシュナー氏の会社だ。
クシュナー氏とイバンカ氏は、ヨットでモンテネグロへ向かう際に、船上から見たアルバニアの自然保護区の景色に魅了されたという。
イバンカ氏(先月31日 米インターネット番組から)
「私たちは友人のボートに乗っていて、泳ぐために立ち寄ったんです。それがきっかけで、その場所を見つけ島まで泳いでいき、頂上まで裸足でハイキングしたんですが、すっかり魅了されていました」
さらにその際、2人はアルバニアのラマ首相に声をかけ、食事を共にしたという。
ラマ首相
「彼らに夕食に誘われ、妻と参加しました。彼らはとてもいい人たちでした。数カ月後に、ダボスでクシュナー氏に再会し、『あなたの国は本当にすばらしい。あの島を見て、投資する機会を探ってみたいと思っている』と。私は『ぜひ一緒にやりましょう』と答え、それがことの始まりです」
プロジェクトの規模は50億ユーロ、およそ9250億円で、観光業や経済の発展につながるとしてラマ首相は計画を支持している。
デモ参加者たちは、巨額のリゾート開発計画に不正を疑っていて、首相が外国資本にアルバニアの大切な自然を売り飛ばしたと非難し、退任を求めている。
(2026年6月19日放送分より)
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