ターチャイが訪れたのは、タイにある「ムアンエーク村」の廃集落。現地の管理人から「昼間しか取材しちゃダメだ」と言い渡されたその場所は、かつて女性への暴行や遺棄事件が繰り返し行われたという、きわめて凄惨な曰く付きの廃墟だった。コンクリート剥き出しの建物内に足を踏み入れると、さっそく不可解な現象がターチャイと撮影スタッフを襲う。
廊下を進むカメラに向かって、出演者でもスタッフでもない、男とも女ともつかない不気味な叫び声が響き渡ったのだ。さらに、ターチャイらは、カメラに映した人間を自動でアニメ化する最新のAI画像認識アプリを使い、幽霊が映るかどうかの検証を開始した。
何もない空間では何も反応しないアプリだったが、血痕が付着した壁にスマートフォンを向けた瞬間、誰もいないはずの壁の前に長髪の女性キャラクターが突如として出現。あまりにも鮮明に浮かび上がった不気味な女性の姿に、画面を見ていたラランドのサーヤらは「えええぇ!?」「窓から見てる!」「こっわ…」と驚愕。
さらに、別のレンガ造りの床をアプリで映した際にも、直立不動の少女が出現するなど怪奇現象が連発。この撮影の直後、ターチャイは「めっちゃ手が痺れる…」とカメラの前に自身の左手をかざすと、指先が不自然に細かく痙攣しており、その後動けなくなってしまうという体調不良に見舞われたという。科学の手を借りた最新アプリが暴いたオカルト大国の本物の闇に、スタジオは戦慄の渦に包まれていた。
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