台風7号の接近に伴い、気象予報士の宇野日和氏が今後の雨の見通しについて解説した。台風本体の雨雲の接近に伴い、東海や関東では27日夕方から夜にかけて大雨のピークを迎える見込みで、土砂災害や浸水被害への厳重な警戒が呼びかけられている。
台風7号の状況について、「台風7号に伴う雨雲は、近畿地方の南の海上を中心に広がっている。台風の中心は、潮岬の南付近を現在進んでいると見られる」とし、雨雲の特徴には「台風に近い近畿地方よりも、静岡県や神奈川県、千葉県といった少し離れた地域で雨雲が活発になっている。梅雨前線の停滞と流れ込む台風由来の暖かく湿った空気の影響で、台風から離れたところでも雨足が強まっている状況だ」と述べた。
千葉県では、銚子市や館山市にレベル4土砂災害警戒情報が発表されているとし、「土砂災害の危険が高まっている。土砂災害に厳重に警戒して」と呼びかけた。また、県内の他の地域でもレベル3土砂災害警報が出ている場所があり、「今後レベル4に上がる可能性があるので、今後の情報に注意をしてください」とした。
神奈川県横浜市については低い雲が垂れ、三浦市にレベル4土砂災害危険警報が発表されている。また、横須賀市にはレベル3土砂災害警報が発表され、今後レベル4に上がる可能性があるほか、横浜市南部には低い土地の浸水に警戒が必要なレベル3大雨警報が発表されていると伝えた。
このほか、27日午後1時現在で、静岡県の下田市と南伊豆町、東京都大島町にレベル4土砂災害危険警報が発表されている。
今後の雨雲について「東海地方、関東地方には台風本体の雨雲がやってくる予想で、さらに雨足が強まる恐れがある」と警戒を促した。具体的には、台風本体の雨雲は東へ移動し、午後3時過ぎに静岡県の南の海上へ進む予想だという。特に伊豆半島などでは活発な雨雲がかかりやすいため注意が必要とし、関東地方では「夕方から夜にかけて台風本体の雨雲が通過し、雨の降り方がさらに強まる」との見通しを示した。
気象庁によると、27日正午からの予想雨量は東海地方で200ミリ、関東甲信地方で150ミリとなっている。宇野氏は「150ミリというのは、例えば東京や横浜、銚子市の6月の平年1カ月で降る雨の量が150~160ミリ。1カ月の雨量が27日夜までの時間に降るところがある」と、その規模の大きさを説明。特にすでに大雨となっている銚子市では「この24時間ですでに180ミリを超える雨が降っている。6月の観測史上一番の雨で、すでに1カ月分を超える雨が降っている」と深刻な状況を訴えた。
都市部の大雨について「浸水などの被害が想定され、街の排水が機能しなくなることで起きる水害に注意が必要になる」と指摘。短い時間に一気に降る大雨となった場合、排水が追いつかず「道路が冠水したり、アンダーパスや地下施設などに水が溜まったりしてしまうのが都市部における大雨被害の例」と解説した。
最後に「現在、関東地方では断続的に雨が強まっている状況だが、夕方から夜にかけてが次の大雨のピークとなる予想。台風本体の雨雲が近づく予想で、この後十分に注意が必要」と締めくくった。
(ABEMA NEWS)

