
ベネズエラで大規模な地震が起きてから1週間が経ち、いまだ数万人の安否が分かっていません。現地で活動を続けている日本の医療団は、厳しい現実を目の当たりにしています。
【画像】地震発生から6日後…がれきの中から救出された3歳の男の子
発生6日 3歳児を奇跡の救出
救助隊員たちから上がる歓声と拍手。地震発生から6日後の先月30日、がれきの中から救出されたのは3歳の男の子でした。
ロイター通信によると、この日に報告された唯一の生存者で、現在は首都カラカスの病院で治療を受けているといいます。
先月24日にベネズエラで立て続けに発生したマグニチュード7を超える2つの地震。発生から1週間が経過する現在も、懸命な救出活動が続けられています。
これまでに死者は1943人、負傷者は1万571人が確認されていて、現在も数万人の行方が分かっていません。
中でも甚大な被害が出ているのが、ラグアイラ州です。
娘を亡くした男性
「これが娘たちのベッドです。心が張り裂けそうだけど、今は泣くことなんてできません。泣いても、がれきは動かせないから」
深刻な被害 目の当たり
現地で医療活動にあたっているピースウィンズ/空飛ぶ捜索医療団「ARROWS」の職員は、深刻な被害の状況を目の当たりにしていました。
夫津木廣大さん
「一面といっても過言でないぐらい、建物が全倒壊している。市民の方々がもうボランティアで(救助活動に)参加をしている」
被害が広い範囲にわたり、救助の人手が足りていません。
家族を捜索する男性
「私は救急隊員じゃない、消防士でもない、救急救命士でもない、全く違います。それなのに、そこでも、あそこでも人を(がれきから)引き上げました」
避難所や医療の設備も整っていないと「ARROWS」の職員は言います。
大仲遥さん
「ここが今この公園で病院として扱われている場所です。もともとここは学校で、中の廊下や教室にマットレスが直に置かれて、一つのマットレスに家族2、3人が寝ている状態」
公園などでテントを張っての生活を強いられている人も多く、衛生状態も悪化しています。
夫津木さん
「どなたかが何らかの感染症にかかると、空気感染もしくは蚊を媒介としたものだったら一気に広がる」
日本政府は、医師や看護師ら合わせて42人で構成する国際緊急援助隊の医療チームを派遣すると発表。早ければ、今週末にもベネズエラに向けて出発させる方針です。
(2026年7月2日放送分より)
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