
去年3月に東京都内で動画を配信中だった女性が殺害された事件で、被告の男の裁判が始まりました。女性のファンだったという男が、一転して復讐(ふくしゅう)に走った動機は金銭トラブルでした。
【画像】「なぜ殺してしまったのか」女性ライバーの母親は厳刑要求
弁護側「金銭トラブル」主張
去年3月、東京・新宿区の路上で1人の女性が命を奪われました。
佐藤愛里さん(当時22歳)
「あの私、山手線一周するんですけど」
亡くなったのは、当時22歳の佐藤愛里さん。山手線沿いを一周する様子をライブ配信している最中に、刃物で襲われました。
殺人の罪などに問われているのは、高野健一被告(44)です。
高野被告
「間違いありません。本当に申し訳ございませんでした」
高野被告は起訴内容を認め、謝罪しました。
笑顔で明るく、配信では多くのファンを魅了していたという佐藤さん。ファンの1人だった高野被告は相談相手になり、顔を合わせるようにもなりましたが、やがて金銭トラブルが起きました。
弁護側
「きっかけは、お金の貸し借りをめぐるものでした」
母「なぜ殺した」厳刑要求
2カ月間でおよそ255万円を貸していた高野被告ですが、返ってきたのは3万円のみ。事件の1年半前、高野被告は民事訴訟を起こし、佐藤さんの口座を差し押さえましたが、口座には160円ほどしか入っていなかったといいます。
このころから、高野被告は知人に不満をぶつけていました。
おととし1月末から2月の知人へのLINEイメージ
「お金返って来るなら忘れて生きようと思ってたけど、返ってこないならもうどうでもいい」
「復讐だけしたい方向になった」
佐藤さんの母親(検察側の証拠調べ)
「愛里がお金を返していなかったのなら、それは悪いことですし、ごめんなさい。ですが、なぜ殺してしまったのか、他にやり方はなかったのかと思います」
「一生、許すことができません。厳しい処罰を求めます」
今後の裁判の争点は「量刑」に絞られます。
(2026年7月2日放送分より)
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