FIFAワールドカップ2026北中米大会、決勝トーナメント1回戦が7月3日(日本時間)に行われ、ともにグループステージを2位で通過したポルトガル代表(世界ランキング8位)とクロアチア代表(同13位)が激突した。
ロナウドVSモドリッチが実現
試合はポルトガルがボールを持ち、クロアチアがカウンターの機会を伺う構図となる。
6大会連続出場のポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手(41)が、何度かゴール前でボールに合わせようとするが、噛み合わない。
13分にも、フリーキックで直接ゴールを狙うが壁に阻まれた。
一方、5大会連続出場のクロアチアのルカ・モドリッチ選手(40)は、ディフェンスラインまで降りてパスの組み立てに参加したり、カウンターではサイド深くまで走ったり、ピッチを縦横無尽に駆け回る。
両チーム譲らず、スコアレスで後半を迎える。
亡くなったチームメイトに捧げる勝利
53分、モドリッチと共に長年チームを支えてきたベテランが試合を動かす。
右サイドからクロスをイバン・ペリシッチ選手(37)がワントラップし、左足で落ち着いてゴールを決めた。
直後にも、クロアチアはゴールネットを揺らすがオフサイドの判定でノーゴール。
1点を追うポルトガルは、右サイドからのロングボールにロナウドがトラップして、ゴールに流し込むが、これもオフサイドの判定。
攻勢をかけるポルトガルが、コーナーキックの競り合いでファウルを受け、PKを獲得する。
決めれば同点のプレッシャーがかかるPKをロナウドが真ん中に蹴り込み同点に追いつく。
ロナウドは、ワールドカップ決勝トーナメントでの自身初ゴールとなった。
81分、ポルトガルはロナウドをベンチに下げる。この交代策が功を奏す。
90分+4分、ラファエル・レオン選手(27)からのクロスをゴンサロ・ラモス選手(25)が、DF2人に寄せられながらもヘディングシュート。
これが、サイドネットを揺らし、ポルトガルが土壇場で逆転に成功する。
ラストワンプレーと思われたところで一波乱が起きる。
ポルトガルは、クロアチアのクロスからゴール前の混戦となり、オウンゴールで追いつかれる。
歓喜の輪を作るクロアチアの選手だが、ここでVARが介入。
VARの結果、クロアチアのオフサイドの判定となりノーゴール。ポルトガルは辛くもリードを守り切った。
オフサイドで3度もゴールが取り消された試合は、ポルトガルが2対1でクロアチアを退けた。
試合終了後、去年交通事故で亡くなったポルトガル代表のディオゴ・ジョタ選手のユニフォームをロナウドが着て、勝利を捧げた。
ジョタは、南野拓実選手(31)ともリバプールで共にプレーしていた。
勝利したポルトガルは次戦、オーストリア(同23位)を3対0で完勝したスペイン代表(同3位)と対戦する。
一方、惜しくも敗れたクロアチア。
2006年ドイツ大会の日本戦でワールドカップデビューを果たして以降、チームを支えてきたモドリッチ選手。
2018年にはチームを準優勝に導き、世界最優秀選手賞であるバロンドールにも選ばれた。
2022年カタール大会では決勝トーナメントで日本と対戦。
クロアチアとの試合前に森保一監督は「試合の流れに対応でき、非常に賢く戦える試合巧者だと思います」とクロアチアをリスペクトしていた。
現在40歳のモドリッチにとって、最後となる可能性が高いワールドカップ。
“クロアチアの英雄”が決勝トーナメント1回戦で姿を消すこととなった。
※世界ランキングは7月3日試合前
