FIFAワールドカップ2026北中米大会、グループステージを終えて一躍話題になったのは初出場のカーボベルデ代表(FIFAランキング64位)だ。
グループステージHで、優勝経験国のスペイン代表(FIFAランキング3位)とウルグアイ代表(FIFAランキング19位)との対戦を含む3試合すべてで引き分け、初出場ながらグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。
7月4日に前回王者のアルゼンチン代表(FIFAランキング2位)に挑むカーボベルデについて紹介する。
※世界ランキングは、7月2日時点
カーボベルデ代表
ワールドカップ出場回数:初出場
FIFAランキング:64位
そもそもカーボベルデってどんな国?
カーボベルデ共和国は、アフリカ大陸西端の沖合約375kmに浮かぶ、10の大きな島と8つの小島からなる島国だ。
面積は約4,033平方キロメートルと滋賀県ほどの大きさで、人口は約60万人(2023年)。
1975年にポルトガルから独立した歴史を持ち、公用語はポルトガル語、日常生活ではクレオール語も話されている。
クレオール語で歌われる島唄「モルナ」は、2019年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
マグロやロブスターなどの海産物が豊富で、日本のマグロ漁船が寄港していた歴史もあり、日本との意外な縁を持つ国でもある。
アフリカ予選 強豪カメルーンを抑えて本大会へ
カーボベルデは、アフリカ予選で同じグループDに入り、過去8回本大会に出場している強豪カメルーンを抑えて1位でワールドカップ本大会への切符を掴んだ。
10試合中7試合で無失点を記録し、組織的で堅い守備とカウンターで相手を仕留める。
特にホームでの試合は、1ゴールも奪われることなく5戦5勝という圧倒的な強さを見せた。
優勝経験国スペイン、ウルグアイと引き分け グループステージで一番のサプライズ
今大会、カーボベルデはグループステージHに入り、初戦で優勝経験国のスペインと対戦。
カーボベルデは、ボール支配率25%とスペインに一方的にボールを持たれ、シュートを27本も打たれたが、40歳のGKボジーニャ選手を中心にディフェンスラインから前線まで統率した守備で猛攻を凌いだ。0対0で価値ある勝ち点1を手にした。
続く、ウルグアイとの一戦はフリーキックで先制し、ワールドカップ初のゴールを決めるもウルグアイに前半のうちに逆転される。
しかし、後半に同点に追いつき勝ち点1をもぎ取った。グループ最終戦のサウジアラビアとも引き分け、勝ち点3のグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。
注目選手は、スペイン戦でマンオブザマッチに輝いた守護神のボジーニャ。
優れたポジショニングとベテランらしい冷静な状況判断で、相手にシュートコースを限定させるのが特徴だ。
攻撃陣では、今大会ではまだゴールはないが、アフリカ予選でチーム最多となる4ゴールを決めたダイロン・リブラメント選手に注目だ。
身長を活かしたダイナミックなプレーが特徴で、カーボベルデの十八番であるカウンターアタックを完結させる。
今大会メンバー
【GK】
ボジーニャ
マルシオ・ロサ
CJ ドスサントス
【DF】
ストピラ
ディネイ・ボルジェス
ピコ・ロペス
ローガン・コスタ
シドニー・ロペス カブラル
スティーブン・モレイラ
ワグナー・ピナ
ケルビン・ピレス
ジョアン・パウロ
【MF】
ケルビン・ピナ
ヤミロ・モンテイロ
デロイ・ドゥアルテ
ラロス・ドゥアルテ
ヤニック・セメド
テルモ・アルカンジョ
【FW】
ジョバネ・カブラル
ジルソン・ベンチモル
ガリー・ロドリゲス
ウィリー・セメド
ダイロン・リブラメント
ライアン・メンデス
ヌーノ・ダコスタ
エリオ・バレラ
