風速70メートルの“ヤバさ”とは? 「台風9号」の進路と激しさを気象予報士が解説

速報,会見
【写真・画像】風速70メートルの“ヤバさ”とは? 「台風9号」の進路と激しさを気象予報士が解説 1枚目
【映像】風速70メートルの「猛烈な暴風」(実際の様子)

 大型で非常に強い台風9号が沖縄に接近している。気象予報士の宇野日和氏は9日、最新の進路予想や今後の影響について見解を示した。宇野氏の予報によると、台風は非常に強い勢力を維持したまま先島諸島を直撃するコースを進むとみられ、過去の甚大な災害に匹敵する猛烈な風雨をもたらす恐れがあるという。最悪の事態を想定した早めの備えが必要であるとして、宇野氏は今日中の対策を強く呼び掛けた。 

【映像】風速70メートルの「猛烈な暴風」(実際の様子)

 宇野氏の解説によると、台風9号は現在フィリピンの東の海上を西寄りに進んでいる。沖縄付近はまだ晴れているところが多いものの、すでに風や波の影響が出始めており、注意報が出ている地域も夜のうちに波浪警報に切り替わる見通しだという。今後の進路について、宇野氏は「非常に強い勢力を維持したまま沖縄に直撃する予想です。石垣島や宮古島のある先島諸島に、明後日土曜日の午前中をピークに最も接近する見通しです」と述べ、暴風や大雨、高波、高潮への警戒を促した。

 特に警戒を呼び掛けたのが、想像を絶する「猛烈な風」だ。宇野氏の予測では、明日夜には警報級の暴風となり、宮古島地方で最大瞬間風速50メートル、石垣島などの八重山地方では70メートルに達する可能性があるという。

 最大瞬間風速70メートルという数字について、宇野氏は同じ強さで推移した過去の類似事例として2015年の台風15号(中心気圧935ヘクトパスカル、最大瞬間風速70メートル)を挙げた。当時の映像や写真を示しながら、激しい風雨で前方が全く見えなくなる様子や、車が転倒し、信号機が支柱から倒れる凄まじい被害を紹介。「今回の台風9号も中心気圧や最大風速が非常に似ている」と指摘し、同様の甚大な被害が出る恐れに対しても「非常に猛烈な風が予想されていますので、風には特に厳重な警戒が必要です」と警鐘を鳴らした。

 風だけでなく、大雨や高潮による被害も懸念されている。宇野氏の見解では、明日午後から警報級の大雨となり、夜以降は「レベル4土砂災害危険警報」が発表される可能性もあるという。さらに八重山地方では高潮や高波が重なることで浸水被害が予想されており、宇野氏は「明日昼前にはもう警報級の高潮となっている可能性もありますので、備えは早く今日中に行っていただきたいと思います」と、早めの行動を求めた。

 また、那覇市などの周辺地域への影響についても言及があった。那覇市は暴風警戒域の外側にあるものの、最大瞬間風速35メートルの風が吹く恐れがあるという。宇野氏は「車は通常の速度での運転が困難になったり、何かにつかまっていないと立っていられないような風が予想されます」とし、不要不急の外出をできるだけ控えるよう呼び掛けた。風の影響により様々な交通機関がストップする可能性も高いとみられており、週末にかけて沖縄地方に滞在・旅行予定がある場合は、予定の変更を含めた慎重な対応が必要になりそうだ。

ABEMA NEWS)

こんな記事も読まれています
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る