
台風9号が沖縄を直撃しています。
【天気・台風情報】台風9号 週末は各地に災害級「雨・風・波」の恐れ 今後の見通しは
石垣島では、10日正午ごろ、強風が雨を真横へと吹き流していました。このとき、台風9号は、まだ450キロ以上離れた太平洋上。大型で非常に強い勢力を保ったまま、石垣島や宮古島などがある先島諸島へと迫っていました。
石垣市の繁華街。
ほとんどのお店のシャッターは閉じていて、防風ネットが至る所で敷かれています。
半年前に移住し、店長として飲食店で働く男性。
B&B Dining 佐藤秀哉店長
「ネットももう売り切れちゃって。色んなとことで足りなくて、友人に聞きまわって手に入れた」
店内を見せてもらうと、窓ガラスが割れた場合に、被害を最小限に抑えるため、椅子やテーブルはすべて奥の部屋へ。また、店を離れたあとも様子を確認できるよう、監視カメラの位置も変えました。

B&B Dining 佐藤秀哉店長
「地元の人に聞いても15年ぶりぐらいにすごい勢力が強いって。車ひっくり返るような。心配でしょうがなかったので、思いつく限りのことをやった」
地元の人たちの記憶に残っているのは、2015年の台風15号。
最大瞬間風速が70メートルを超え、夜が明けると、街のあちこちで車が横転していました。電柱は根元から折れ、港では船が沈没。沖縄県内では、11人がけがをし、16棟の建物に被害が出ました。

沖縄気象台も、今回の台風9号について、台風15号を引き合いに、暴風による被害などに厳重な警戒を呼びかけています。
暴風域が、先島諸島にかかりはじめた夕方。
多くの市民が避難所へと集まり始めていました。

避難している人
「(2015年の台風は)ここの窓でみていた、すごいねと」
避難している人
「家がひ弱なもんだから。1人なんですよ。怖い」
沖縄電力によりますと、沖縄県での停電は時間とともに増え、一時、6000戸に上りました。
また、今回の台風では、運用が始まってから初めてとなる『レベル4高潮危険警報』が出されています。高潮による浸水の危険性が非常に高まっているのは、南城市、石垣市、竹富町などです。

高潮危険警報は、浸水被害が想定される約6時間前までに発表されます。ほとんどのところで、しばらくは、厳重な警戒が必要です。
台風の進路と重なる2つの島の間には、あまり様子が伝えられていない、小さな島があります。
人口1000人ほどの多良間島。
観光地化されていない原風景が広がり、“日本で最も美しい村”の一つとも呼ばれています。
多良間島も午後6時ごろ、暴風域に入りました。
夢パティオたらま 畑義康支配人
「ここ数年で、一番、強いのでは。今回は、島民の皆さんも言っていたが、かなり強い」

ホテルには、島を出られなくなった客が9人いるといいます。夕食はレストランではなく、支配人自らが各コテージへと届けます。
夜になると、雨風はさらに激しさを増していました。離島ならではの心配事があるといいます。
夢パティオたらま 畑義康支配人
「離島の離島で小さな島。山がない。サンゴで隆起しているところなので、高台がない。だから、風の通りがすごい。風でインフラ設備が倒れたりすると、復旧にも時間かかる。そこが一番心配」
