出口塞がれ…“人災”だった可能性も バンコク飲食店火災28人死亡

出口塞がれ…“人災”だった可能性も バンコク飲食店火災28人死亡
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タイ・バンコクの飲食店で火災が発生し、死者は28人に上っています。なぜ多くの犠牲が出たのか、原因が少し見えてきました。

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「一瞬で…」トイレに逃げ犠牲に

店内にいた人
(Q.火元はどこ)「分かりません。煙が見えて臭いがしただけ。煙の臭いに気付いた途端、外に出た」

店内
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火災は午前0時ごろに起きました。日曜の夜という事もあり、当時店は200人ほどの人でにぎわっていました。現在確認できている死者数は28人。トイレに逃げ込んだ人に犠牲が一番多く出ました。死因は煙を吸うなどによるものだったといいます。

店内にいた人
「ドライアイスでライブの演出だと思っていたら違った。本当に一瞬でした。私の後ろの人は火に巻き込まれた」

エアコンのショートが原因か
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音楽の生演奏が人気だったこのお店。発火原因はエアコンのショートと言われていますが、究明には至っていません。ただ、一気に燃え広がったのは、天井に使われていた防音材の存在を専門家は指摘しています。

天井の防音材
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元麻布消防署長 坂口隆夫さん
「エアコンの電気系統から火花が出て出火して、天井に防音材として使われていたウレタン等に着火したのでは。ウレタン等から発生する可燃性ガスに一気に火がついて、爆発的に燃え広がった。当然、真っ黒い煙が早期の段階で発生しますので、なかなか避難がしにくい」

元麻布消防署長 坂口隆夫さん
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防音材の他にも、装飾や音響機器への引火が延焼スピードを速めたという分析もあります。プラスチックやビニールが燃えた影響なのか、逃げ延びた人の証言には「煙で方向感覚が分からなくなった」というのもありました。

人災か…出口施錠の可能性

消防の到着後、火は30分で消し止められました。それでも死者28人、重傷者25人という大惨事となった今回の火災。「人災だった」という側面も。首相が案内された出入り口には、本来あるべき「非常口の標識」がありませんでした。

タイ アヌティン首相
「ドアは開けられますか?」

当局者
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当局者
「非常口のマークがありません。代金を払わない客が、この扉を使うと困ると考えたようで」

店の出入り口は全部で4カ所。うち2つは裏口ですが、1つにはカギがかけられていた可能性があり、もう1つはロッカーなどでふさがれ、1人が通れる程度のスペースしかなかったといいます。200人が一気に逃げるには難しい状況でした。

店内にいた人
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店内にいた人
「救急隊員が誰かを運んでいて、私の家族でした。追いかけていくと、心臓マッサージが行われて『もういい』と誰かの声がして、白い布をかぶせました。我を失いました。演技でもいいから心臓マッサージを続けてほしかった」

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