
水産事業者が、数年をかけて大切に育てていた高級なウニ3万個が何者かにすり替えられるトラブルが起きています。被害総額は6000万円に上っています。
小さいウニにすり替え
まさに今が旬。芳醇(ほうじゅん)な香りと濃厚な甘みが特徴で、高級品として知られる熊本県「天草産のアカウニ」。
地元の水産会社「丸徳」は、通常2年で出荷するアカウニをさらに1年長く、3年かけて大切に育て上げ、単価を上げて出荷しています。しかし…。
丸徳 橋本与社長
「やっぱり腹が立ちますよね。手塩にかけて3年も」
「大きいウニを小さいウニにすり替えるんですよ」
直径10センチの大きさにまで育てたウニが、半分ほどのサイズのウニにすり替えられる被害に遭いました。その数は約3万個に上ります。
「ブランドと言われるくらい、いいウニだったんです。今回の被害額は安く見積もって1個2000円で、3万個とられているということは6000万円」
どのような手口で、すり替えたのでしょうか。
窃盗事件として捜査
熊本県天草市の水産会社で育て上げられたウニ3万個がすり替えられ、6000万円相当の被害が出ています。
犯行の手口について、社長の橋本さんは「同業者しか知りえない知識と情報が必要なはずだ」と訴えています。
「このようにウニを移しかえる。ウニを外したらすぐには(カゴには)張り付かない」
ウニが入ったカゴは、定期的に取りかえられます。かえたばかりのタイミングでは、ウニがカゴに張り付いていないため、大量に盗むこともできるといいます。
「どの列のどのカゴをかえたかは、身近な人じゃないと分からない。身近な人間から情報を聞いていると思う」
カゴのひもの結び方が「丸徳」のものとは違うものが、複数見つかりました。
「手塩にかけて育てたウニがとられたら腹が立ちます」
橋本さんは、海上保安部に被害届を提出しました。窃盗事件として捜査が進められています。
(2026年7月15日放送分より)
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