FIFAワールドカップ2026北中米大会 準決勝
アルゼンチン 2対1 イングランド(日本時間7月16日、アメリカ・アトランタスタジアム)
アルゼンチン代表(世界ランキング3位)がイングランド代表(同4位)を2対1で下し、決勝進出を決めた。アルゼンチンは、64年ぶりのワールドカップ連覇を目指すスペイン代表(同1位)と決勝で対戦する。
なお、イングランドとアルゼンチンは、ワールドカップでたびたび注目を集める対戦カードだ。1998年フランス大会では、イングランドのデイビッド・ベッカム氏がアルゼンチンのディエゴ・シメオネ氏(現アトレティコ・マドリード監督)への報復行為で退場処分となり、大きな話題を呼んだ。
2002年日韓大会では、ベッカム氏のPK弾でイングランドが1対0で勝利。そして、この2試合にアルゼンチン代表として出場していたシメオネ氏の息子、ジュリアーノ・シメオネ選手が、この日の準決勝で今大会決勝トーナメント初先発を飾った。
前半は両チームとも球際の激しい攻防と攻守の切り替えの速さが際立ち、互いに決定機を作れない展開。シュート数はアルゼンチンが2本、イングランドが1本にとどまり、スコアレスで前半を折り返した。
後半が始まり、先に試合を動かしたのはイングランドだった。
55分、ロングボールのこぼれ球を右サイドでつなぐと、モーガン・ロジャーズ選手がゴール前へクロスを供給。アントニー・ゴードン選手が右足でダイレクトに合わせ、イングランドが先制した。
1点を追うアルゼンチンは64分、ニコ・ゴンサーレス選手を投入。すると69分、そのゴンサーレスがリオネル・メッシ選手のクロスに頭で合わせるが、GKジョーダン・ピックフォード選手のスーパーセーブに阻まれた。
その後、アルゼンチンは3枚替えで流れを変えようとする。一方、イングランドも先制点を挙げたゴードン選手に代えてエズリ・コンサ選手を投入し、守備を固める。
イングランドが守備に重きを置く布陣へ移行すると、アルゼンチンが一気に攻勢を強める。サイドからのクロスやミドルシュートでゴールに迫り、同点ゴールを狙った。
すると85分、アルゼンチンがついにイングランドの守備をこじ開け、同点に追いつく。
エンソ・フェルナンデス選手が放ったスライス回転のミドルシュートが、好セーブを連発していたピックフォードを破り、ゴールネットを揺らした。
勢いに乗るアルゼンチンは、後半、アディショナルタイム2分に逆転に成功する。メッシのクロスに、途中出場のラウタロ・マルティネス選手がヘディングで合わせ、劇的な決勝ゴールを決めた。
そのまま1点のリードを守り切ったアルゼンチンが2対1で逆転勝利。2大会連続の決勝進出を決め、64年ぶりのワールドカップ連覇へあと1勝と迫った。
アルゼンチンとスペインの対決は、今年3月に中止となったコパ・アメリカ王者とUEFA EURO王者が争う「フィナリッシマ」と同じ対戦カードが実現することになった。
【3位決定戦】
フランス対イングランド
7月19日午前6:00(日本時間)
【決勝】
スペイン対アルゼンチン
7月20日午前4:00(日本時間)
