鋭い読み口と圧倒的な話術から「講談界の風雲児」と称される、神田伯山(43)。24歳で弟子入りし、過酷な前座修行の中で身につけてしまった驚きの“特殊スキル”を告白した。
「Re:MAKE 〜拝啓、あの頃の君へ〜」
伯山は講談界に入った1年目の前座時代を振り返り、当時のユニークな修行内容を明かす。師匠方がピュンと鼻をかむと、前座は瞬時にゴミ箱をパッと取って手渡し、終わればまた戻すという、徹底した身の回りの世話を求められた。当時は「なんだそれ」と疑問を抱き、もともと気遣いが苦手な性格だった伯山にとっては、ただただ向いていないことをさせられる辛い日々だったという。
しかし、4年半にわたる過酷な前座修行を終える頃には、その教えが完全に骨の髄まで染みついていた。修行を終えた伯山は、日常で「電車で全く知らないおっさんが鼻かんでると体が反応する」という奇妙な状態になっていた。見ず知らずの人が鼻をかんだだけで、無意識のうちに周囲のゴミ箱を探してしまうのだという。
自分自身のこの行動に気づいたとき、「すげえ世界だな」と驚愕したという伯山だが、他人の気持ちを先回りして考える気遣いの重要性を叩き込まれた4年半は、振り返れば自身にとって極めて大事な時期だったと認める。当時は苦痛ばかりだった下積み時代が、講談師としての人間性を磨くための不可欠な土台になっていた。
(『ABEMA NEWS』より)
こんな記事も読まれています

