
17日から18日にかけて、関東北部を襲った記録的な大雨。道路の冠水や土砂崩れなど、各地で大きな被害が出ています。(7月18日OA「サタデーステーション」)
レベル5「緊急安全確保」発令も 記録的大雨で街が一変
報告・駒見直音アナウンサー(栃木・足利市 18日午後5時すぎ)
「水が茶色く濁っていまして、路面に何があるかわからない状況です。水位がトンネルの天井付近にまで達しています。いかに雨量が多かったかがわかります」
関東では、17日の夕方から18日の明け方にかけて、局地的に記録的な大雨となりました。道路が冠水するほどの雨水が一気に流れ込んでいたのが、アンダーパスです。
撮影者(17日)
「あの辺、決壊したら終わりだぜ。やべえよ、マジで」
栃木県足利市。倒れていたのは川沿いの道路に立っていた街灯、そして沈みこむガードレール。一夜明けると…
報告・駒見直音アナウンサー(栃木・足利市 18日午後6時すぎ)
「道路2車線分が陥没してしまっています。アスファルトや街灯が崩れ落ちていて、さらに奥のガードレールも川の方に折れ曲がってしまっています」
アスファルトの下に埋まっていたはずの土が、ごっそりと川に流され、通行できない状態になりました。12時間で232.5ミリという、観測史上最大の雨を記録した足利市。佐野市とともに、一部の地域に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されました。(現在は解除)
足利市を流れる松田川を映した映像には、17日夕方から水位がどんどん上がっていき、午後10時すぎには車道まで溢れる様子が記録されていました。
防犯カメラの所有者 柏瀬孝さん
「私が住んで40年。これだけの水量は初めて」
周辺では、水に浸かり、動けなくなったとみられる車がいたる所に放置されていました。
報告・富樫知之ディレクター(栃木・足利市 18日午後4時ごろ)
「こちら浸かって動かなくなってしまった車ですかね、今レッカーされています」
報告・駒見直音アナウンサー(栃木・足利市 18日午後7時ごろ)
「一面、真っ茶色ですね。泥が地面を覆ってしまっています。そして、17日の大雨の影響で持ち主の方が置いて行ってしまったようです。軽自動車が止まっています」
栃木県では約140棟に浸水などの被害が出ていて、住民は復旧作業に追われていました。洋服店では、18日の朝から5時間以上、排水作業をしているといいますが、床は未だに水浸しの状態でした。
利用客「品物は大丈夫だった?」
店主「靴が全部やられた」
土砂崩れ 倒壊住宅から心肺停止の女性発見
報告・駒見直音アナウンサー(栃木・足利市 18日午後9時すぎ)
「午後9時を回りました。この時間になっても、捜索は続けられています。時折、明かりをつけて、救助隊が現場に入っていく様子も確認できます」
土砂崩れに巻き込まれ、倒壊した住宅。この家に住んでいるとみられる60代の夫婦と連絡が取れていません。「建物が倒壊している」などと119番通報があったのは、17日の午後10時ごろ。18日の朝から重機を使った捜索が続けられていましたが、午後4時前、女性が見つかりました。心肺停止の状態だったといいます。
3連休初日 追われる後片付け 一夜明け爪あとあらわに
群馬県では、7つの地域にレベル4「大雨危険警報」が発表されました(現在は解除)。桐生市では、12時間で降った雨の量が164.0mmと、7月として観測史上1位となりました。いたるところで道路が冠水し、車が立往生、通行止めも相次ぎました。
報告・高橋孝一朗(群馬・伊勢崎市 午前10時ごろ)
「水をかき出す作業を行っています」
伊勢崎市では、市内を流れる早川周辺が浸水し、朝から排水作業が行われていました。住宅から出られなくなった住民は玄関前に土嚢を積み、心配そうに見守っていました。群馬県では少なくとも、床下浸水が50件、 床上浸水が23件の通報があったということです。
「田んぼに車が…」整備工場には依頼殺到
17日の夜、線状降水帯の直前予測が発表された群馬県南部の太田市では。
報告・内田吾郎ディレクター(群馬・太田市 午後3時半すぎ)
「昨日の大雨の影響でしょうか。車の右側が田んぼに浸かっています」
太田市内では、道路のあちらこちらに動かなくなった車が放置されていました。車の整備工場を訪ねると。
車の整備工場 カメイモーターズ 亀井代表
「きょうあたり皆さん、この近隣で水没していて。申し訳ない」
朝から修理の依頼が殺到していましたが、すべて断る事態に。早朝、出社したときには作業場にも水が入り込んでいたといいます。
車の整備工場 カメイモーターズ 亀井代表
「道路が高いんですけれども、10センチくらい建物の中にも水が入っていた。大分ひきましたが、作業場全体がじゃぶじゃぶだった」
修理中の車なども水に浸かってしまい、200万円ほどの損害だといいます。工場の周辺には大きな川はなく、近くにある幅1メートルほどの農業用水路からあふれ出した水が建物内に流れ込んだとみられます。近所の住民によると雨が強まってから、わずか1時間ほどで用水路はあふれてしまったといいます。
近隣に住む男性も、室外機が完全に水につかり、3台あるエアコンすべてが使えなくなりましたが、連休のため、修理は休み明けになるそうです。
浸水した自動車整備工場の近隣住民
「(Q.修理が終わるまで生活はどうする)とりあえずビジネスホテルに避難します。(浸水とか)こんなことがあるんだなと、初めて思いました。水害は本当に怖いんだなと思いました」
