黒柳が「オーストリア政府から、なんか賞をもらいになったって?」と尋ねると、花總は手を合わせ「あ、そうなんです。勲章を」と言いながら嬉しそうに微笑んだ。そして「今日はちょっと持ってきたんで…」と手元から赤い箱を取り出し、「まさか、生きていて勲章をいただける日が…」大切そうに開けてみせた。
そして花總は「エリザベートというミュージカルの初演をきっかけに、多くの方がやはりウィーンを訪れたということで、それに対する文化交流の貢献として」と説明し、立ち上がって黒柳に赤い箱を手渡すと、黒柳は「うわあ、きれいね」と感嘆。「わあ、この金色のところもすごいキレイね、ここのところ。これ本当の金でできてるのね、このワシの模様がね」と言いながら勲章を指で指し示し、カメラに映してみせた。
「よかったですね、思い出になってね」と労うと、花總も「はい」と晴れやかな笑顔で頷いた。
(『徹子の部屋』より)

