
20日、関東で最も暑くなった埼玉県熊谷市では、38.6℃を記録しました。猛烈な暑さで、伝統あるお祭りに異変が起きています。そんな中、87年間、猛暑日ゼロの“奇跡の避暑地”と呼ばれる場所を発見しました。
梅雨明け“酷暑日”迫る
名古屋城の天守閣前は、ものすごい暑さです。観光客もほとんどの人が日傘を差すか日陰に避難しています。
梅雨が明け、一気に夏に向かいます。
東京から来た人
「やばい。扇風機10個いる」
「危険ですね、この暑さ」
関東甲信と東海の梅雨明けが発表されました。東京都心は、今年初の”猛暑日”に。ゾウも、子どもも水浴びで暑さをしのぎます。
“初猛暑日”続出 祭りに異変
暑さは、危険と隣り合わせでもあります。
猛暑日となった埼玉県熊谷市、20日からうちわ祭りが開幕です。軽快なおはやしに乗って山車(だし)が町を練り歩きます。
関東一の祇園「熊谷うちわ祭」。12基の山車が町を歩き、お囃子(はやし)を競演する「たたき合い」が最大の見どころです。
3日間ある祭り、20日に初日を迎えました。威勢のいい掛け声と山車が夏の訪れを告げます。
ただ、ここは“暑さの街”。20日も気温38℃を超え、今年一の暑さに。江戸時代から続く祭りも、これまで通りとはいきません。
暑さ対策のため、エアコンが設置された救護所を設置。移動する休憩所も設けます。さらに、今年初めての試みとして、熱中症対策の講習会を開き、心臓マッサージなどの訓練を実施。担当者を配置しました。
「世界一の祭りだと思っている。3日間あるので、まずは子どもたちの安全を含め、熱中症も含め起きないように安全に祭りを行いたい。自分自身も水分補給をして頑張る」
猛暑日87年ゼロ「奇跡の避暑地」
猛暑日が相次ぐ列島で87年間、”猛暑日知らずの街”がありました。時折吹く海風が心地よく、都内よりも随分と過ごしやすく感じます。
南伊豆町観光協会 桑原弘行事務局長
「“奇跡の避暑地”と言われている」
“奇跡の避暑地”と呼ばれる、その場所は…。
地元の人
「南伊豆町は、まだ35℃以上になってない。猛暑日がない」
東京から車で4時間ほどにある静岡県南伊豆町。20日も気温は31℃と、観光客も驚く涼しさです。
18日に東京から来た観光客
「夜寝る時と朝起きた時が風が吹いて気持ちいい」
本州トップクラスの透明度を誇る、ダイビングスポットもある南伊豆町。運が良ければ、周辺でシュモクザメとも泳げます。
大自然を生かした、プールのような海水浴場も人気です。
横浜からの観光客
「水温もちょうど良く、暑さも和らぐ」
涼しさのワケは、この海にありました。
南伊豆町観光協会 桑原弘行事務局長
「駿河湾は日本で一番深い海。常に安定した涼しい風が届けられるのでは」
三方を海に囲まれ、駿河湾は日本一の深海でもあります。そのため海水温が上がらず、海からの冷たい風が陸地に吹き込みます。
さらに北側は山に囲まれ、アスファルトが少なく熱がこもりにくいのも涼しさの理由の一つです。
地元の人
「冷房なくても夜なんか窓開けていれば、涼しい風が入ってくる」
「風があると涼しい時もある。サラッとしていて、カラッとしている」
南伊豆町観光協会 桑原弘行事務局長
「昔から”船の難所”というふうに呼ばれていたので、海流の激しい所。そういった所から吹く風なので、比較的涼しい海風が通る」
インタビュー中にも…。
地元の人
「爽快でしょ」
「(Q.爽快です)それが一番。自然の大切さを体験できるのが南伊豆町」
豊かな自然を求め、移住者も増えています。
17年ほど前に長野から移住してきた40代男性。
スタッフ
「もわっ!暑い!みたいな感じがない」
約17年前 長野から移住の人
「地元が長野・上田市。そこは盆地なんですよ。(南伊豆町は)扇風機を回して除湿すれば、カラっとした部屋ができる」
それでも暑い時は、自然あふれる街ならではの涼み方がありました。自然豊かな滝行で、本格的な夏を乗り切ります。
約17年前 長野から移住の人
「『東京行け』と言われたら、行きたくない」
(2026年7月17日放送分より)
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