
21日、岐阜県の多治見市・郡上市、愛知県の豊田市で気温が40度を超え、今年名付けられた『酷暑日』が初めて記録されました。全国で少なくとも5人が熱中症で亡くなった可能性があるほか、東京都内では熱中症の疑いで搬送された人の数が261人と過去最多となりました。
【画像】“災害級の暑さ”熱中症疑いで5人死亡…今年初の『酷暑日』岐阜・愛知で40度超
岐阜で40度超 暑さとの闘い


岐阜県の伝統工芸『美濃焼』。多治見市の窯元では21日も作品作りが行われていました。

幸兵衛窯八代目 加藤亮太郎さん
「まだ100度以上あるので熱いですね。汗が噴き出ますね。暑いです」

夏場に使うのは電気窯。1000度以上で焼きあげる薪の窯もありますが、暑さが厳しい間はお休みです。
幸兵衛窯八代目 加藤亮太郎さん
(Q.夏場でも作品を作り続ける必要がある)
「納期もあるし、夏場でも電気窯やガス窯で焼きます」

粘土や絵の具の乾き具合も仕上がりに影響するため、冷房は使えないといいます。まさに暑さとの戦い。ただ一抹の不安も。
幸兵衛窯八代目 加藤亮太郎さん
「“地球沸騰化”が進んでいくと、この場所で作れなくなるのでは。そういう危惧はある」
40度超の街は人の姿も…

その多治見市ではぐんぐん気温が上がり、今年、国内最高となる40.3度の酷暑日に。21日の日本で一番暑い街になりました。

噴水広場に集まった人はわずかです。駅前も静けさに包まれていました。

駅前のキッチンカー
(Q.21日の売れ行きは)
「21日は全然です。人が…暑すぎて」
「人がご覧の通り全然ですからね」
「私たちが若い頃よりは断然、夏が暑くなっていると思う。こんなに暑くなかった」

21日に酷暑日となったのは全国3地点。猛暑日も今年最多を更新しました。愛知県と岐阜県では、これまでに合わせて134人が熱中症の疑いで救急搬送されています。
岐阜市の女性
「私が小学生の時は、学校も普通に窓を開けて夏は生活をする感じで、こんなに暑いことはなかった。寝る時も窓を開けたら寝られた。年々暑くなってきて段違いの暑さになってきた」
プールはぬるま湯に…
2006年7月、30度を超えた日は月に2日でしたが、20年経った今年は21日で8日連続です。
東京都心は2日連続の猛暑日に。

今年最高の36.4度まで気温が上がり、渋谷のスクランブル交差点には“日傘の花”が。

21日は今年最多、全国42の都府県に熱中症警戒アラートが出されていました。
暑さをしのごうと訪れるプールも思ったほどの涼しさは感じられません。

子ども
「ぬるま湯」
母親
「朝一の水道…」
厳しい日差しに水温もすぐに上がってしまいます。

前橋市民プール 笠原颯太さん
「30度超えたら水を足して冷たい状態をキープできるように。熱中症とかにならないように気を付けながら水温調節しているので、そこの調節が大変かなと」
東京熱中症の搬送者“過去最多”
東京都内では、午後9時の時点で261人が熱中症の疑いで救急搬送されています。これは、人数を毎日公表するようになった2022年以降、最多です。

各地で死者も相次ぎました。兵庫県加古川市では午後1時過ぎ、男性(91)が畑で倒れ、死亡しているのが見つかりました。このほか、茨城県で2人、群馬県と新潟県で1人が亡くなりました。いずれも熱中症が原因の可能性があるということです。
