多くの日本人選手が活躍する中で心配なのが、ドジャース・大谷翔平選手(32)の左ひざの炎症です。投手としては登板を回避している状態で日本時間21日の試合は打者として出場しました。
苦手なサイ・ヤング賞候補と対決
左ひざを治療しながらバッターとして出場を続ける大谷選手。
対する先発は、サイ・ヤング賞候補フィリーズのサンチェス投手(29)です。対戦成績では打率1割台に抑えられている難敵です。
最初の対決。初球、2球目ともにひざ元に沈んでくるシンカーで追い込まれると、最後は外側に逃げるスライダーで三球三振でした。
和田毅さん
「三球とも球威、コースとも本当に完璧なボールでしたね。どの球もストライクゾーンからボールに行くボールなので。大谷選手といえどもこのボールをヒットゾーンに打つのはなかなか難しかったと思いますね」
第2打席、凡退し続く第3打席です。際どいコースのシンカーを見逃し三振。苦手、サンチェス投手を前に快音を聞くことはできませんでした。
好調示す16号アーチ
8試合連続安打のカブス、鈴木誠也選手(31)。現地解説を務めるレジェンドOBのリック・サトクリフ氏も絶賛です。
「鈴木の打球の強さはMLBでも特筆すべきものがある」
その言葉に、ひと振りで応えます。絶賛された強い打球で、センターの深い位置まで運ぶ16号アーチ。連続安打を9試合に伸ばし好調は続きます。
ホワイトソックス戦の現地中継では先日の村上宗隆選手(26)のオールスター初出場を紹介。注目度が増す中、21日はサイ・ヤング賞2回レンジャーズのデグロム選手(38)と初対戦です。第1打席の初球を捉えツーベースヒット。メジャーを代表する投手から価値ある一本を放ちました。
和田毅が実演解説
改めて大谷選手の左ひざの状態が気になるところですが、状況としてはまず、22日の先発登板は回避したということです。
ひざの状態を分析するうえで和田さんは、ある変化があったということで…。
「自分は左投げなので右投げの大谷投手とは逆です。まずは、5月の炎症前の時は、しっかりと踏み込みがひざが開いてないんですね。しっかり踏み込んだ状態から投げることができているんですが、左ひざの7月以降、炎症をうまくかわそうということで、ひざを逃がしながら投げてるんですね」
つまり、踏み込んだ段階でひざがグローブ側に向いているんですね。
「5月は、しっかりこの状態から投げることができて、7月の時は開いてから投げている状況ですね」
踏み込みの足が開くということは、うまく体重が前に行かないわけだから、どこかでかばってしまうわけですか。
「どうしても上半身に負担がかかってしまいますので、下と上との連動がうまくいかないです」
「不思議な」すごさ
微妙なひざの開きの違いで、コントロールはどうなりますか。
「上半身の力に頼ってしまいますので、コントロールという意味でも5月の時は、ぶれが大きくなってしまいますよね」
ただ、バッターでは出られてるし、打つと全速力で走っています。あれは何でなんですか?
「何でなんでしょうね…?それは僕も不思議なんですよ。大谷選手のすごさなのかなと思います」
すごさでいいますと、そういった中でも球速は変わっていないんですね。
「球速を変えずに投げられるのが大谷選手のポテンシャルの高さなんですが、でも、上半身の負担という意味では心配な部分はありますね」
今週末からブルペンでの投球を再開するということですが、ブルペンつまり傾斜の段階で投げるというのは、どういった意味があるんでしょう?
「キャッチボールはしているという報道はありますので、ブルペンの傾斜に入って現状の左ひざの状態を確認するというブルペンなんじゃないかと思いますね」
今まだどういう状況なのか現在地を知るためにも、傾斜で投げていくということですね。その状況を見て、いつ復帰するかも注目になっていきます。
(2026年7月21日放送分より)
