外交の裏側「社交ではなく、仕事が好きだった」
当時の田中角栄氏の外交スタイルについて、真紀子氏は「本当に外交下手というか、社交の場が嫌いな人だった」と語る。
「パーティーのような社交ではなく仕事が好きで、会談だったら何十回でも徹夜でもいいという人だった。モスクワでの北方領土問題をめぐる激しい折衝など、自分が真剣に仕事をしているところを私に見せたいという思いが強かったのだと思う」
一方で、「政治家たるやこうあるべき」といった指導を受けることはなく、父も母も「何も苦労しないで花嫁修業をして、幸せな家庭を築いてほしい」と願っていたため、真紀子氏自身も「政治家なんてバカバカしい商売だと思っていて、自分からなろうとは微塵も思っていなかった」という。
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