
ニチレイへのサイバー攻撃で、身代金を要求する手口で知られるハッカー集団が犯行声明を出しました。なぜニチレイは狙われたのでしょうか。
「おわび」クーポン配布
一部の店舗で欠品や営業時間の短縮などの影響が出ていた「ケンタッキーフライドチキン」。すべての店舗への食材の納品体制が整ったため、22日から通常営業を再開しました。
ケンタッキーは「おわび」として、オリジナルチキン4ピースが180円引きで購入できるクーポンの配布を始めました。
客
「今度来たらぜひ使いたいです」
ハッカー集団から犯行声明
ニチレイへのサイバー攻撃によって国内の小売店や飲食店への物流が滞った問題。セキュリティー会社「S&J」によりますと、ハッカー集団がダークウェブ上で犯行声明を出したことが分かりました。
ハッカー集団「ランサムハウス」
「機密データや文書の流出を防ぐため、私たちに連絡することを強く推奨する」
声明を出したのは「ランサムハウス」と名乗るハッカー集団です。
身代金を要求する手口で知られ、去年10月の通販大手「アスクル」へのサイバー攻撃でも、犯行声明を出していました。
22日、ニチレイは被害を受けたサーバーに保管されていた個人情報が外部に漏れ出ていた可能性があると、対象者に通知したことを明らかにしています。
ニチレイ広報
「声明は確認しておりますが、詳細は調査中でございます」
なぜ物流業界を攻撃?
サイバー攻撃で影響を受けていた業務については、今週中にすべての拠点が通常稼働に移行する予定だと説明。復旧までに、去年被害に遭ったアサヒビールはおよそ5カ月、アスクルはおよそ4カ月を要したのに対して、ニチレイは、2週間以内という短期間での復旧の見込みです。
その理由について、アイシーティーリンクの吉野真吾取締役副社長はこう話します。
「バックアップのシステムを用意していて、全く同じようなシステムを二重に用意しておくことでビジネスを止めない体制をとっていたと考えられる」
なぜサイバー攻撃は、物流業界がターゲットになりやすいのでしょうか。
「自分たちの会社だけではなく、他社を巻き込んだ形での影響を及ぼすこともあるので、攻撃を受けた会社は、身代金を払わざるを得ない判断をしがちであると考える」
(2026年7月23日放送分より)
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