奇跡はそれだけではなかった。試験開始を待つ間、伏せられた問題用紙の透けて見える部分に目をやると、その日の試験の題材となる天気図の日付が見えたという。それがなんと、父の命日だった。
「その日の天気なんて忘れるはずがないんですよ。これはもう父親が応援してくれてるとしか思えないじゃないですか」
感極まった片岡は、試験開始前から「もう滝のようにボタボタ涙が出てきてしまって」と号泣。「試験官がすごく心配そうに見ているんですけど、『ごめんなさい』って」という状況を明かした。
父の強烈な後押しを感じ、「僕の中ではドラマみたいな気分。これはきっと受かるに違いない」と意気揚々と問題用紙をめくった片岡。しかし、出題されていたのは予想外の地域だった。
「九州地方の天気予報だったんですよ(笑)。九州は知らないんです、東京の天気しか知らなかったから」
思わぬ展開に「そんなうまい話はなかったな」と我に返った片岡は、「結局はちゃんと正攻法で、普通に天気予報の試験をしましたね」と苦笑い。感動的なエピソードからのユーモラスな結末に、司会の黒柳徹子も聞き入っていた。
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