24日、福岡県議会の金銭授受疑惑をめぐり、中尾正幸副議長が記者会見を開き、副議長および県議会議員の職を辞することを明らかにした。疑惑については改めて全面否定したが、会見の最中に笑顔を見せる一幕もあった。
会見の冒頭、中尾副議長は7月14日の会見を振り返り、「県民の皆様誰一人納得できなかったと思っています。また、誰一人私を信じていただけなかったとも思っています」と発言。「私に対する県民の信頼が大きく損なわれている以上、副議長の職並びに県議会議員の職を辞する旨を蔵内勇夫議長にお伝えし、辞表を受理していただきました」と辞職の経緯を説明した。
一方で、自身が金銭を要求するようなやり取りが録音された音声データについては、「私はお金を受け取っておりません。事実無根であります。金銭の授受は絶対にありません」と疑惑を改めて全面否定。弁護士に相談中であり、音声データを公開した吉松源昭県議に対しては名誉毀損等で対応する考えを示した。
質疑応答に入り、記者が「金銭授受がないと主張されるのであれば、辞めずにその主張を貫くこともできた。逃げたと見られることもあると思うが」と問いただすと、中尾副議長は「逃げも隠れもしません」と回答し、今後も要請があれば会見を開くと述べた。
さらに記者が、中尾副議長の辞任によって名指しされている他の自民党幹部4人も責任を問われる声が強くなると思うがと問うと、中尾副議長は「自分はそんなふうに思っておりません。辞職は私自身の決断であります」と述べ、他の4人の辞職の必要性についても「自分はそんな風に思っておりません」と明確に否定した。
現在の心境について問われた中尾副議長は「怒りはありません。ちょっと悔しさはあります」と胸中を明かした。来春の選挙や政治家引退の可能性については「現時点では何も考えていない」としつつ、「政治が大好きなんで、議員は辞職しますけども、活動は続けてもいいんじゃないでしょうか」と語った。
また、金銭授受疑惑に注目が集まる中開かれた下関北九州道路の集まりにおける中尾副議長の「笑顔」が印象に残っていると記者から指摘されると、「僕は北下道路(下関北九州道路)の初代議員連盟の会長ですから、皆さんよくご存知なので笑ってしまいましたけども」「本当に壇上にいらっしゃる方、皆さん知っている方なので、ちょっと笑ったかなぐらいな感じでしょうか」と説明した。さらに支援者からの批判について問われると「事務所の電話が鳴りやまなかったので、全国の皆さんお怒りがあるのかなと思いました」と明かした。
別の記者から「批判がかなり大きかったので、耐えられなかったんじゃないか?」と聞かれた中尾副議長は「いや、そんなことはありません。はい、いつも元気です」と答えた。さらに記者が「表情を見ていますと、笑顔と言いますか、余裕を感じられるんですけど」と聞くと中尾副議長は「いや、余裕はないですよ。はい、キャラですから、すみません」と述べた。
(ABEMA NEWS)

