28日、平口洋法務大臣が閣議後の会見において、出入国在留管理庁の職員の増員と、元自衛官などの採用を強化していることについて報告した中、記者から「あ? なんでやねん」などのヤジが飛ぶ一幕があった。
記者が入管職員に求める人材像を問うと、平口法務大臣は「公務や民間企業の経験者を幅広く募集する」と回答。これに対し別の記者が自衛隊退職者の採用報道に触れると、大臣は「公務経験者は即戦力になり得る」と説明したが、記者は「なぜ退職した自衛官が適しているのか? 入国警備官の退職率のデータは?」と何度か同じ質問を被せて執拗に追及。
平口法務大臣が「自衛官や警察官は公務として共通する面がある」と説明する中、フリーの記者が在留特別許可の基準変更について質問。平口大臣が「変えることは考えていない」と回答した直後、司会者が割って入るように「すみません。本日、お時間になりましたので」と会見の終了を告げた。
だが、ここで記者が「大臣、端的にちょっとだけ」と発言。司会者が「仕切りに従ってください」「本日お時間になりますのでこれで終わらせて」と伝える中、記者の「あ? なんでやねん」という声が響いた。
続いて記者が入国管理官と自衛官に共通するものは具体的に何かと質問を続けると、平口法務大臣は「警備を担当していたりする、そういうことは共通すると思いますね」と答えた。記者がさらに、退役された方とはいえ“実力組織”に所属していた方が治安管理に携わることについての留意点や歴史を踏まえて注意すべき点、人権教育などをする考えがあるか見解を求めた。平口法務大臣は、自衛官は退職年齢が若く、力が発揮できる場所があるという意味で大変有用な人材だと回答した。
真偽は不明だが、記者が“歴史的教訓”を踏まえた見解を再度問うと、平口法務大臣は「そういったようなことを適材適所の観点から入国管理庁において考えていくということだと思います」と述べた。

