高速道路で無人バイクが5キロ暴走…なぜ倒れない?プロライダーが明かす物理現象「ジャイロ効果」のメカニズム

(2/2) 記事の先頭へ戻る

 しかし、人が操縦していないにもかかわらず、なぜ走り続けられたのか。数々のバイクレースに参加するライダー・GAMMY Racingの大津崇博選手に聞いてみると「ああいうのって意外とあるんですよね、バイクのレースとかでは。僕も1カ月前くらいに練習で走っていたらバイクが回転しながら落ちていって、30mくらい勝手に走っていった」と話した。

 自然を使ったコースを走ることが多い大津選手。坂で失敗して転倒すると、バイクが勝手に走っていくことは珍しくないという。

動画のバイクは大型だと思う。大型バイクはエンジンが大きくてパワーがあるのでアイドリングでも力が出ている状態。“ジャイロ効果”というが、回転軸に対して安定する、横に倒れる力がなくなる、高速で回転していると」(大津選手)

 ジャイロ効果とは、回転しているものを傾けようとした時、力を加えた方向とは違う向きへ傾こうとする現象。さらに、障害物が少ない高速道路であることや下り坂などの条件が加わり、走り続けることができたのではと大津選手は推察する。

 しかしなぜ高速道路でこんな状況になったのか。「僕の予想だが、車線変更する車がバイクに気付かなくてガンと当たって、バイクはそのまま高速道路なので100km/hとか出ている状態、人間だけ落ちてジャイロ効果のまま、高速道路なので障害物もなく走り続けた。広大な土地で100km/hで走らせて人間だけ飛び降りたらずっと走ると思う、ガソリンが尽きるまで」(大津選手)

 その後、バイクは道路脇の植え込みに突っ込み、倒れている状態で発見。ここまでの走行距離は5キロにものぼったという。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

この記事の画像一覧
こんな記事も読まれています
この記事の写真をみる(14枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る