気象予報士として数々の番組で活躍する千種さんに異変が訪れたのは、社会人2年目となる24歳の時だった。生理が来ないことに気づいたものの、当時は仕事のストレスによるものと思い気にしていなかったという。しかし、3ヶ月間生理が来なかったため病院を受診したものの詳しい原因は判明しなかった。
その2年後、突然カーッと熱くなって汗が吹き出す更年期障害のような症状が出始めたため、別の病院で検査を受けたところ「早発閉経」と診断される。結果的に診断が2年遅れてしまった千種さんは「すごくショックを受けた。子どもが好きで、自分は将来子ども欲しいって思っていたから、明確に壁が立ち塞がって」と当時を回想。当時の日記には「自分のことを『大好きなお母さん』って思ってくれる人がいないのかと思うと、とてつもなく悲しいね」と切ない胸の内を綴っていた。
将来子どもを授かるため、千種さんは1人で卵子を育てる不妊治療を開始。病院の待合室で仲睦まじい夫婦に囲まれる中、「めちゃくちゃ孤独。『なんで私は1人でやってるんだろう』みたいな」と孤独感を募らせ、お腹に毎日決まった時間に排卵誘発剤の注射を打ち続けた。
1年ほど治療を続けるも上手くいかず、周りが結婚・出産を迎える中で「周りの人たちと自分との落差みたいなのもありましたし、耐えられなくなった」「子ども連れがいない場所に移ったりとかして、避けるようにだんだんなっていきました」と回避行動をとるようになったという。
当時を振り返り、千種さんは「『自分もあぁいう風になりたかったのに』っていう思いが一番出てきちゃう」「子どもを産めない自分は1人で生きていくほかかないっていう」と、深く追い詰められていた心境を明かした。
この記事の画像一覧こんな記事も読まれています


