
使われなくなったプールを活用し、電気工事会社がクルマエビの養殖に乗り出しました。“異業種”ならではの強みを生かした取り組みを取材しました。
閉鎖プール再利用し陸上養殖
プリプリの食感と、口いっぱいに広がる上品な甘み。高級食材として知られるクルマエビです。網焼きや、ぜいたくなえびせんとして味わいます。
これらのクルマエビを育てているのは一見、養殖とは縁がなさそうな電気工事会社です。
使われなくなっていたスポーツクラブのプールを再利用して、陸上養殖を行っています。
サンエー 鈴木龍成専務取締役
「プールの中に小さいプールを18個置いて、それぞれいろんなやり方を変えて、どれが一番歩留まりが良いのか、実験している」
水槽で育てているエビは、およそ1万8000匹に上ります。先月投入した稚エビは現在5センチ(3日時点)ほどですが、順調に育てばおよそ半年で17センチまで成長するといいます。
「プロな部分が生かせる」
天候や海の環境に左右されにくく、安定した生産が期待される陸上養殖ですが、課題となるのが電気代です。
水温の管理や水の循環のため、24時間設備を稼働し続ける必要があるのです。
「電気工事店なので、養殖をやろうとすると絶対に課題になるのが場所とエネルギーと人。その1つが、私たちはプロとして解決できる」
この会社では太陽光発電事業も手掛けているため、施設に太陽光パネルを設置することで、電気代を低く抑えるなど工夫をしています。
「異業種から入ってくると、それぞれプロフェッショナルな部分が生かせる。ノウハウを確立して、食の安定供給に役に立てればいい」
育てたエビは一般の消費者や卸売りに向けた販売を検討しているということです。
(2026年8月4日放送分より)
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