
台風13号の影響は熊本にも出ています。熊本で今、課題になっているのが「渋滞」です。復旧に向けた人やモノの流れにも大きな妨げになっています。
手術中に…地震発生の瞬間
地震の大きさを示す新たな映像が入ってきました。
熊本県八代市にある熊本総合病院の手術室です。当時、腹部の手術が行われていた現場を震度6強の揺れが襲いました。
立っていられないほどの横揺れのなか、2人の医師が患者に覆いかぶさっています。周辺の医療機器が動いたり倒れたりするなかで、患者のベッドは最後まで守られました。
看護師は激しい揺れで転倒したにもかかわらず、扉を開けて避難ルートを確保しているのも分かります。
地震発生時に院内では4件の手術が行われていましたが、すべて無事に終了したということです。
新幹線再開も
九州新幹線が通常運行に向けて、また一歩踏み出しました。
7日に再開したのは新水俣~鹿児島中央間。通常より本数を減らして運行を再開しています。
新幹線の利用客
「帰省。単身赴任をしているので自宅に帰る予定。ほっとした。(熊本から)鹿児島までつながっただけでもよかった」
一方、熊本県内で被害の大きかった場所を通る新水俣~熊本間では、運行再開にいたっていません。JR九州は復旧を進めていますが、この区間に関しては「8月中の再開は困難」とされています。
復旧阻む「渋滞」
車での移動も新幹線と同様、思うようにいきません。
至る所で発生する渋滞。深刻な事態になっているのが、八代市の国道3号が通る橋です。
日常的に橋を利用 八代市民
「橋が傷んでいるので渡るのが怖い。ずっと混雑している。買い物行くにも用事をすませるのも時間がかかってしまう」
日常的に橋を利用 八代市民
「施設に朝から行く。いつもは10分あれば行ける。地震後20~30分はかかる」
日常的に橋を利用する麦島地区の住人が特に影響を受けています。
麦島地区は2つの川に挟まれた中州にあるため、八代の市街地や福岡方面に行くには橋を渡らなければならないのですが、地震の後、この橋で大渋滞が発生しているんです。
要因の一つが地震で通れなくなった高速道路です。福岡から熊本を経由し、鹿児島方面、宮崎方面へと至る九州の大動脈「九州自動車道」は現在熊本県内の一部区間で通行止めとなっています。代わりに、国道3号の交通量が増加、渋滞になっているというのです。
便利屋 スペース 木村晃貴さん
「地震が起きる前は全然渋滞もなかった。地震起きてから八代のどこの橋も亀裂が入ったりしているので、地震の影響で混雑している」
麦島地区を拠点に、工事や草刈りなどあらゆる仕事を請け負う「便利屋」の木村さんです。
「瓦がはがれてブルーシートをはってくださいという依頼が地震からかなり増えている」
地震で依頼は増えていますが、渋滞で思うように動けていません。
「渋滞さえ解消されれば客に回れる件数が増えるが、そこはすぐに解消されないので。客に理解してもらえるように作業させてもらっている」
九州道全線で一般車両も通行可能になるのは8月後半の予定だということです。
(2026年8月7日放送分より)
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