
台風15号は熱帯低気圧に変わりましたが、12日も全国各地で非常に荒れた天候となりました。関東を中心にゲリラ雷雨も相次ぎました。そして、新たに台風17号が発生しています。週明けに影響が出てくる恐れがあります。
【画像】ヘッドライトの明かりだけが浮かぶ高速道路 埼玉・東松山市
お盆直撃 新たな台風も
都内の宅配業者が12日の配達中に2度も遭遇したゲリラ雷雨。台風が過ぎ去っても、各地で天気は大荒れとなりました。
そんな中、12日に新たな台風も発生。北上を続けていて、お盆明けに関東や東北地方に影響を及ぼす可能性があります。
台風が去っても大荒れに
バケツをひっくり返したような大雨となっています。
埼玉県では、大気が不安定で局地的に雨が強まり、本庄市や飯能市、入間市など複数の自治体にレベル4土砂災害危険警報が発表されました。(現在は解除)
列島各地には台風15号由来の温かく湿った空気が流れ込んでいて、13日もゲリラ雷雨となる恐れがあります。
ゲリラ雷雨 お盆直撃
本州を東から西へと横断した台風15号。台風一過とはならず、ゲリラ雷雨がお盆の各地を襲います。
辺り一面、真っ白になるほどの雨。歩いている人も目を凝らさないと、よく見えないほど激しい雨が降っています。
前橋市付近を走る車も、窓やボンネットに強くたたきつける雨で、ワイパーが全くききません。
高速道路を捉えたカメラでは、行き交う車もヘッドライトの明かりだけがぼんやりと浮かんでいます。
さいたま市では青空が広がる中、突然大雨が降り出し、一気に雲行きは変わり大粒の雨が降りました。
入間市では激しい雨音が響き、地面には大きな水たまりができました。
そして、この不安定な天気は都内でも…。打ちつける雨で屋根からはまるで滝のように水が流れ落ちます。
駐車場は一面冠水。排水溝は水が逆流し、噴き出しているのが分かります。
スカイツリーを捉えたカメラでは、雨柱がスカイツリーをのみ込み、一瞬にして景色が見えなくなってしまいました。
各地で倒木被害相次ぐ
11日午後8時半ごろに栃木県日光市内で撮影された映像では、突然、目の前に倒れてきた木に車が衝突します。
運転手
「急いでブレーキ踏んで、気づいたら『木』という感じです」
「数秒ズレていたら、自分たちの真上に落ちていたんだなと思うと、ちょっと怖かったですね」
まさに間一髪…ドライバーにけがはありませんでした。
首都圏を横断していった台風15号によって、各地で倒木の被害が相次ぎました。
台風15号は12日に日本海で熱帯低気圧へと変わりましたが、湿った空気が列島に流れ込み続け、各地で大荒れの天気となりました。
宅配業者 土砂降りの中
荒れ模様のお盆。そんな中、大忙しだったのは、宅配専門スーパー「ONIGO」です。
お盆に帰省しない人が増えた影響でしょうか、今年は例年より注文数が多いといいます。さらに…。
ONIGO大森店 エリアマネージャー
吉澤舞さん
「やっぱり雨の日だと外に出るのがなかなかおっくうになるので、受注っていうのはすごく増えるところではあります」
不安定な天気で、12日は客からの注文が増加。休む暇もなく配達を続けます。
「(Q.このまま続けて?)あと残り3軒」
「(Q.次はどんな?)次はお水がありまして…2リットル6本ですね」
自分の首ほどまでの高さに積まれた荷物を運び、次の場所へ移動する中、突然の雨が降ります。
配達する車のガラスに雨が強く打ち付けます。濡れないように袋でカバーした商品を手に配達先へと駆け足。
「雨だと受け渡す時とかに商品が濡れちゃったりしないように、気を使うのはあるんですけど…」
お盆で注文が多い商品は
急な雨にも対応しながら、次の配達に向け食料品などを車に詰め込んでいきます。
さらに今、お盆ということもあり、ある商品の注文が多いといいます。
「お菓子が大量で、おそらく親戚であったりとかお友達とかで集まるんだろうなっていう大量の…」
友人や親戚が集まる機会が多く、みんなで取り分けられる品の注文が多いといいます。
晴れ間がのぞいた午後。配達先に到着した矢先、再び大雨が襲います。
雨脚がどんどん強くなる中、配達先の住民も傘を差し配達を手助けします。
配達が無事に終わり、倉庫に戻るとさらに土砂降りの雨が降ります。これには思わず…。
「そうですね、戻ってきたタイミングだったので、タイミング良かったです」
天気急変 各地で冠水も
12日午前中には京都府舞鶴市で、高潮の影響で冠水した道路があり、一時通行止めになりました。
東北でも、岩手県岩泉町では観光名所「龍泉洞」の通路が大雨によって冠水しました。
龍泉洞事務所 田鎖雅樹所長
「昨夜の雨、けさ方にかけての雨で、1メートル30センチほど水位が急に上昇していまして」
12日から当面の間、閉鎖を余儀なくされています。
「帰省のお客様、家族を連れていらっしゃったりとか、龍泉洞を楽しみに来てくれるという方が一番多い時期なので、非常に我々も残念でしょうがない」
阿波おどり 雨に戦々恐々
毎年100万人を超える観光客でにぎわう「阿波おどり」。屋外演舞の初日を迎えた徳島では、すっきりしない空模様に…。
阿呆連 連長 立川真千さん
「いつ雨が降るのかなという、ちょっと心配は多少あります」
踊り手の女性
「きょうは初日なので、1年間練習してきた分を存分に発揮して、雨が降らないことを願っています」
「活気で、きっと晴れると思います」
去年は激しい雨に見舞われる中で行われました。
12日、雨雲は徳島市を取り囲みます。いつ雨が降るか分からない状況の中、開演まであと1時間となりました。観覧客たちが続々と会場へと入ってきています。
雨対策として、レインコートの販売もされていました。熊本から来たという観光客はこう話します。
「(Q.地震で大変でしたね?)大変でしたよ」
「(Q.熊本のどちら?)菊陽町(震度5強)の方です」
「(Q.大丈夫でした、家は?)いいえ、大丈夫ではありません。でも(家が)むちゃくちゃでも飛んで来ました、祭りに。この祭りで心を晴れ晴れとして(熊本に)帰ろうかなと」
「(雨)降らなければいいと思いますけど、一応カッパも持ってきました」
なんとか良い環境で阿波おどりを見たいと願います。
踊り手「雨にも負けず」
午後6時に開演しました。会場には大きな手拍子と掛け声が響きわたっています。
時間を追うごとに熱気はどんどん上がってきています。雨は何とか持っているようです。
しかし、時間が進むにつれ、厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな雰囲気です。
雨のための保護でしょうか、太鼓にビニールが巻かれています。提灯にもビニールをかぶせ、雨対策。風もだんだんと強くなりますが、雨雲はまるで徳島市を避けるように発生。結局、雨は降りませんでした。
しかし、13日も天気は不安定。踊り手は…。
「(Q.ちょっと心配ですね?)そうですね、でも雨にも負けず頑張ります」
「雨に濡れても動き続けるしかないので、風邪ひかず頑張ります」
台風17号また“逆走”も?
こうした中、12日に小笠原近海で台風17号が新たに発生。北上を続け、お盆明けに関東や東北地方に影響を及ぼす可能性があります。
ナシ農園 沼倉克美さん
「次の台風も来てるんで、ちょっと心配の種にはなってますね」
海の家 しらふじ オーナー
「同じような軌道をたどってくるみたいで、ちょっと怖い」
(2026年8月13日放送分より)
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