ロシア本土攻撃に英製ステルスドローン「Nyan」 ウクライナがこの半年で使用開始

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ウクライナがロシア本土への攻撃を激化させるなか、イギリスメディアはステルス機能を備えたイギリス製のドローンが使われ始めたと報じています。そのドローンの一つが、大手防衛会社「BAEシステムズ」の子会社が製作した「Nyan(ナイアン)」。あらゆる場所から発射が可能とされる最新の機体が実戦投入されています。
(ロンドン支局・立田祥久)

ステルスドローン「Nyan(ナイアン)」とは

ロシア本土への攻撃に初“英製ドローン” 英紙報道

イギリスのサンデー・タイムズ紙は15日、ウクライナ軍関係者の話として、この半年間でロシア本土への攻撃にイギリスの2社のドローンが使われ始めたと伝えました。モスクワ近郊の石油施設などが攻撃対象になったということです。

ウクライナ軍の攻撃で空高く上がる黒煙 7月20日
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英製ステルスドローン「Nyan(ナイアン)」とは?

このうち大手防衛会社「BAEシステムズ」の子会社が開発したドローン「Nyan(ナイアン)」はステルス機能を備え、ターボジェットエンジンでおよそ250キロの航続距離があります。翼の幅は2.9mで、爆薬などを最大20kgまで搭載可能。移動や設置が容易で、整備されていない土地や船の上などあらゆる場所から発射できるとされています。主に前線付近への攻撃で使用されているということです。

イギリス製のステルスドローン「Nyan(ナイアン)」
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船上からの発射も可能
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もう1社のドローンはおよそ1000キロの航続距離を有しています。このドローンの詳細は「安全保障上の理由」で明らかにされていません。イギリス政府は今年4月、年内にウクライナへ少なくとも12万機のドローンを供給すると発表していました。サンデー・タイムズ紙はイギリスとウクライナの協力関係が「新たな段階に入った」と報じています。

英ドローン工場が「攻撃対象」になる可能性も

東部戦線の膠着が続くなか、ウクライナ軍が活路を見出したのが長射程の兵器です。15日夜から16日にかけてはモスクワ周辺をおよそ600機のドローンで攻撃するなど、長距離攻撃を激化させています。

ウクライナ軍の攻撃を受けて炎上するモスクワ近郊の大手通販会社の倉庫 8月16日
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イギリスが長距離攻撃に加担することに懸念もあります。サンデー・タイムズ紙は関係者の話として、ロシアが報復としてイギリスの重要インフラに対するスパイ活動やサイバー攻撃を増加させる恐れがあると指摘しました。イギリスのドローン工場が「正当な攻撃対象」とみなされる可能性もあるとしています。

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